最近、理化学研究所関連のニュースが
次々と発表されています。
iPS細胞:作った網膜使い、理研が来年にも臨床研究
ES細胞から神経網膜 理研 世界初、視力回復に光
私も患者の一人として
網膜色素変性症の治療法につながるニュースは
とっても気になります。
夢みたいって思っていたことが
少しずつ近づいてきているようで、
不思議な気持ちになります。
理化学研究所の高橋政代先生の医療講演は
私も何度かお聞きしたことがあるのですが、
いつも患者向けにとてもわかりやすくお話しくださいますし、
治療法研究のことだけでなく、
患者が生きている「今」に目を向けてくださるところもうれしくて、
ひそかにとっても応援させていただいている先生の一人です。
***
話はちょっとそれるのですが、
別の研究をされているお医者様に
お話を聞かせていただいたことがあります。
その先生もとっても素敵な方で大ファンなのですが、
研究についてとても楽しそうに話してくださるんです。
私からしたら、夢みたいって思うようなこと、
「ドラえもんがいなくちゃムリじゃないですか?」と思うようなことを
「理論上はあと数年で出来てもおかしくないんだよ」と
熱く語っていらっしゃいました。
その時に私、
あー、この方は、
きっと患者のためとか、世の中のため、とか
そういうもののために研究をされているというよりも、
何よりもまず、
研究そのものが好きで好きでしょうがないんだな
って感じて。
それが、なんかものすごくステキだなーーって思ったんです。
***
研究に限らず、
ただただ自分の「好き」を貫いて夢中でやり続けていった結果、
はじめは夢みたいって思われていたことに少しずつ近づいていって、
いつの間にか困っている人の役に立っていく。
それって何かすごくないですか?
うまく説明できないんですが、
私もそういうふうに生きられたらいいなーーと、
その先生にお会いするたびに思うんです。
いや、別に何か大きなことをしたいということではなくて、
私が「好き」と思うことをただただやり続けることで
いつか私の知らないところで誰かの役に立てるような、
そんな生き方ができたら理想だな、という意味で。
で、そのためにも、患者の一人として
高橋政代先生が医療講演でお話しくださることのように
いつか治る未来ばかりを期待するんじゃなくて
その未来がやってきた時のためにも
私が生きている「今」を大事に生きたい、
今私が「好き」と思えることをやりたいなと。
治療法研究のニュースを聞くたびに、
私はそんなことを思います。
…あれ?
治療法研究の話から
なぜかぜんぜん関係のない話になってしまいました。
たまにはこんなのも書いてみようかなと思ったんですが、
これ、明日の朝になったら削除しているかもしれません…(汗)