盛岡から北九州に戻って1カ月。
あっという間に月が変わった。
この間、二人の娘たちはそれぞれ誕生日を迎え、
一つお姉さんになった。
長女が珍しくインフルエンザになり、高熱を出した。
いつも次女の看病ばかりしてきたので、
久しぶりに長女とべったりの数日間を過ごした。
普段ゆっくり話せないようなことも、たくさんおしゃべりできた。
完治していざ登校!と思ったら、学級閉鎖でまた冬休みが来たみたいだった。
家族にうつらなかったことはラッキーだったなぁ。ホッ。
食事はもちろん、メディカルハーブやアロマもフル活用してケアをした。
改めて食事の大切さを見直し、辰巳芳子さんの本を3冊購入。
厳しく愛のある辰巳さんの言葉は、心の真ん中にストレートに入ってくる。
・料理をすることは、人を信じて、愛することです。
・「食べる」ということは、呼吸と等しく、
いのちの仕組みにくみこまれているものです。
だからそのことをよく思い定め、積極的に受け入れて、
「食べる」ということをまっとうに生きていかなければならないのです。
・日々の食事について、何を食べたらいいだろうと悩んだり、
疲れ果ててしまったり、いろいろあると思いますが、
そう覚悟を決めることによって、自分を励ますことができるのです。
・日常のものが、とても次元の低いものに感じられてくる。
ところが、それ抜きでは花も咲かなければ実も結ばないのです。
それが足場なのだから、やらなきゃならないのです。
・自分の心根を自分で調べてみましょう。謙虚とは、そういうことです。
「いのちの食卓」より
簡単に考えて何でも要領よくやろうとすることが、
必ずしも自分をラクにしてくれるものではない、と私は思う。
本質的に物事を考え、意味を分かったうえで行動したほうが、
納得して向き合えるから、すべての瞬間を楽しむことができる。
これを早く済ませて次はあれをやろう、なんて思ってやっていると、
かえって失敗したりするし、今を楽しめない。
覚悟を決めるって、実は自分をラクにしてくれるコツじゃないかな。
だから、ちょっぴり恥ずかしいけれど、覚悟を決めて書いてみよう。
忙しくて思うようにできないときもあるけれど、
私は、家族に心のこもった美味しい料理を提供する人でありたい。
当たり前の日常を大切にする人でありたい。
誰よりも自分自身に対して、正直でありたい。