
子どもたちを祖父母宅に預け、東京で大学のゼミ会に参加した10月。
北は秋田、南は九州から仲間たちが集まり、大いに盛り上がった。
そこで久しぶりに会った先輩から、ライターとしてリーフレット制作を依頼され、
11月には取材のために東京へ飛んだ

11月の末に参加した講演会では、以前国際交流サークルで一緒だった友人と5年ぶりに再会した。
講演会の中で、手を挙げて質問をした参加者に見覚えがあり…、
「あ~、Rだー!!」とびっくり

講演会の後に、思わず駆け寄っておしゃべりをした。
12月は、7年くらい連絡が途絶えていた友人から、ひょっこりクリスマスカードが届いた

ドイツ在住時に、とても仲良くしていたTさん。
帰国後はお互いに引っ越しが多くて、連絡先が分からなくなっていた。
Tさん、今は滋賀にいると言う。
東京でドイツ時代の共通の友人Gさんと会い、私の連絡先を知ったそうだ。
心のこもったうれしい便りだった。
その後、互いに長いメールを交わし、一瞬にして時が戻ったような気がした。
ドイツ生活から、もう10年になるんだなぁ。
異国の地で出会い、共に支えあった仲間たち。
「大変なことは多いけど、せっかくの機会を楽しもう!」と、
いろんな体験や想いを分かち合った。
よく一緒に遊んだMちゃんとGさんのご主人はドイツ人。
「みんな日本に帰っちゃうけど、私はずっとドイツだよー。淋しいなぁ」
と言っていたMちゃんは、現在ご主人の転勤で東京にいるそうだ。
Gさんはしばらく横浜にいたが、今年またドイツに戻る。
仕事関係でも、意外な再会があった。
アジアンノット講座でご縁のあった方たちと、
ライターの仕事で繋がる機会があり、取材に協力していただくことになった。
全く違う二つの仕事が、結びついていくのは不思議な感じだった。
冬休みに帰省した盛岡では、高校時代の同期会があった。
5年に一度の定期開催が、たまたま今年。
ここまで続くと、なんだか偶然じゃない気がする。
全然変わらない人、すっかり変わってしまった人、
子どものいる人、独身の人、離婚した人、
地元にいる人、東京にいる人、北海道・関西・九州、海外など…、
みんなそれぞれの“今”を生きている。
他にも再会があったけど、長くなるのでこのへんでストップ

どの再会もうれしくて、楽しくて

「私はいつも私だった」ことを思い出させてくれた。
帰国後、自分を失っていた時期なんて、ほんの一瞬だったんだなぁと思った。
いや、自分の意思は常に根底にあったから、正確には失っていたんじゃない。
完全に周囲と周波数が違っていて、居心地悪かっただけ。
長い海外生活で五感が開ききったせいか、日本は雑音だらけに感じた。
自分のチューニングがうまくいかず、想いと言動が一致しないバラバラな感じが苦しかった。
あの時期、私は自分の歴史から切り取られ、別の空間に来てしまった感じがしていた。
ふたたびいろんな人と繋がって、ご縁と出会いに心から感謝

そして、ずっと道は一本だったと思えるようになった。