TONG先生。
北九州で『ダンサーズスクールI-WO!』を主宰している女性で、
ミュージカル・ピーターパンのステージにも立ったことのある方だ。
TONG先生との出会いは今年の6月、
アヴァンティのインタビュー記事だった。
「すいません。口下手なんで…」と多くを語るタイプではなかったが、
やってきたことの一つひとつに真摯さとユニークな個性が感じられて、
私は大ファンになった。
ダンスを「作品」と呼んでいたのが、印象深かった。
アヴァンティの記事はこちら。
そして今月、TONG先生からクリスマスライブにお招きいただき、
娘二人と一緒に見に行った

ダンスと稽古は続けていくが、スクールを閉めるので
最後のステージになると言う。
次のステップに向けて、踏み出す決意をしたのだろう

当日は、踊りはもちろん、歌ありお笑いありの楽しいライブだった。
子どもから大人まで約30人の生徒とTONG先生が、
イキイキと踊っていた。
「踊ることが大好き


みんなの心の叫びが伝わってきた。
一人ひとりが大切にされていて、あったかーい繋がりが感じられて、
会場はすごくいい空気に包まれていた。
渾身の力を出し切って踊る姿に、感動して涙が出そうだった。
身体表現ってすごい…。
いつもイメージを身体で表現してきた人が、
インタビューのときに言葉で表現するのは大変だったと思う。
流暢でなくても、行動を伴った偽りのない言葉こそ、
ライターにとっては極上の素材だ

ステージを見て、あのときに私が感じたものは、
やっぱり本物だったと確信した。
クリスマスライブの翌日、お礼のメールを送った返事に、
うれしい言葉をいただいた。
「神田さんに書いて頂いた記事で
改めて踊りを通じて、私が何をするべきか見えて来ました
色々な垣根を超えるツールを
フルスロットで使わないと損ですね」
東京からのメールだった。
ミュージカルの出演と振付で、50人のちびっこ達とリハーサルするために、
クリスマスライブの翌日に東京へ飛んだのだ

2月からはスクールという枠を超えて、
誰でも参加できるダンスレッスンを開催する予定。
娘は「絶対に参加したい~!」と期待している。
TONG先生の今後の飛躍が楽しみでならない。
TONG先生、I-WO!のみなさん、感動をありがとうございました
