はじめての角打ち | Natural★Flow 

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福岡県北九州市在住フリーライターのブログ。

いろいろな人や情報と出会って感じたこと、伝えたいことを綴ります。

自分のココロに忠実に、書きたいことをありのままに…。

アヴァンティのきむさんから「角打ちラリー」にお誘いいただき、
かねてから興味のあった角打ちに行ってきた。
ちょうど戸畑できむさんと同行取材した後、8歳の娘が九州工大前で
習いごとをしている間の1時間という計ったようなタイミングで
参加することができた。

酒屋で立ち飲みすることを、北九州では角打ちと言うらしい。
※角打ちに関する詳しい説明は、
 北九州角打ち文化研究会HPへ。

ビール、日本酒、焼酎、ワイン、カクテル、ウイスキー、スコッチ…etc
お酒は何でも好き。
味はもちろん、その土地ならではの酒文化や、
お酒を飲むシチュエーション、料理に合ったお酒、
みんなでワイワイ宴会など、人が酒を愉しむ風景そのものが大好きだ。
両親の影響で、「お酒は美味しいもの、楽しいもの」と小さい頃から
インプットされてきた。
20歳で飲酒が公の場で解禁されたとき、人生の大きな楽しみを
ゲットできたような気がした。

暑い夏、乾いた喉に染みるビールは最高だし、
寒い冬にクイッといく熱燗は心まで温めてくれる。
台湾では紹興酒の美味しさに目覚め、ドイツではビールの
味わい深さに驚いた。

お酒の想い出を語っていたらキリがない…。
今日の本題は、北九州の角打ちだ!

17時に戸畑駅に集合し、約10名で田中酒店へ。

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まるでタイムスリップしたかのような、レトロな雰囲気にワクワク!
柱時計、歴史のしみ込んだ木のテーブル、日本酒の樽、
そして昔の女優さんの絵が飾られている。

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懐かしくあたたかい場の雰囲気に、初参加、初対面という
緊張感はすぐに解かれた。
まずはヱビスビールを自分で取り出して、コップに注いで乾杯。
次は、皆さんが美味しそうに飲んでいる日本酒を真似して頼んでみた。

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日本酒を飲むのは半年ぶりくらい?かなり久しぶり。
やっぱり日本酒ってうまいなぁ~と心底思った。
九州は焼酎というイメージがあって、日本酒を飲むのは
盛岡の実家に帰ったときばかりだった。
九州北部は杜氏が多く、日本酒文化が続いてきたことを、
角打ち研究会の方達から教えていただいた。

田中酒店は、映画「おっぱいバレー」の舞台にもなった場所。
ご主人が本物の台本を見せてくれた。
映画のことや昔の話など、ご主人の話がとてもおもしろかった。

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おつまみは乾きものだけかと思っていたら、アツアツ&サクサクの
揚げたて魚フライとコロッケが出てきた。
自家製のお漬物も、ゆずの風味ですごく美味しかった。

お代は割り勘で、一人600円なり。
これぞ、角打ちの大きな魅力。

ご一行様のラリーはまだまだ続くのだが、私は娘のお迎えがあったので
2件目の入り口で皆さんと別れた。
ちょっと後ろ髪引かれたけれど、角打ち初体験に大満足。

「北九州角打ち文化研究会」の須藤会長、事務局長のきむさん、

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そしてご一緒いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

東北の盛岡で生まれ育ち、東京で北九州出身の夫と出会ったのが
運のツキ?で、海外転勤に付随してアジア~ヨーロッパと地球上を動き、
北九州に来てもうすぐ8年。
大好きな言葉「みんな違ってみんないい」は、人だけでなく
土地にも捧げたい。
どこにでもあるものではなく、その土地ならではの個性と魅力が
地域への愛着を育ててくれる。

これでまた一つ、“北九州の好きなところ”が見つかった。