15年程前、佐賀市にある大隈重信記念館を訪れた際、展示されているフルベッキ写真上、大隈重信も同定され、撮影は慶応元年とハッキリ書かれてることを確認した。
その後、この写真がブームとなったので、再確認のため記念館に電話で確かめたところ、写真は展示から外されたような応答であった。
大隈の顔は他人とは間違いようがなく、記念館も認めているからこそ展示されていたのであり、明治になってからの撮影ではあり得ない。
折に触れマスコミはフルベッキ写真明治撮影説を流すのだが、コロナパンデミックと同様、国民の大半は簡単に信じてしまう傾向にある。
まとめ
写真は大隈重信の本拠地で“慶応元年”撮影と断定されている。
明治になって、これだけの若者集団がちょん髷、帯刀はありえない。
この時代の若者たちの顔は髪型のせいもあるが、短期間で目まぐるしく見た目が変化する。
しかし、その後の写真と侍時代のものを並べると、骨相学的には驚くほど一致する。
「他の写真と見比べればあきらかに別人」との新聞記事は確信犯的であり、世論誤誘導の典型的な手口である。
昨今ではフェイク・ニュースとの言い方が定着してきた。
<span style="color:blue" lang="EN-US"><span lang="EN-US">フルベッキ写真にまつわるドタバタ</span></span>