医療、警察、消防、交通などの分野では夜勤から逃れられない仕事がありますが、当番の直後に体調を取り戻すスケジュールが確立しています。
この自動車産業のお膝元にある大病院の新生児センターで実験的にトコク方式(二交代勤務)を採用したところ、二日と持たずナースはダウン。
体はともかく、思考力低下がひどく危険極まりない、と言う結論が出ています。
体調が戻りかけた頃、再び昼夜逆転などというのはスパルタカスもアブラハム・リンカーンもビックリの奴隷制度以下(奴隷だって眠りは保障されていたはず)の扱いです。
慢性的睡眠不足の危険性についてはNHKの「睡眠負債」という番組で大いに議論(二交代勤務に比べたらお話にならないくらいの軽症)され、番組の終りの方で「二交代勤務」について質問が出たのですが、バッサリ無視されていました。
この基本的人権を無視(眠いのに眠らせない)した労働を強いる企業は究極のブラックであり、奴隷状態に置かれている仲間に無関心でいる“夜しっかり眠れる”同僚・社員は共犯者といえるでしょう。
to be continued