現在制作中の米田良三 著『大倭歌聖(やまとうたのひじり) 柿本人麿の真実』(仮題)の前書きの一部を公開します。
前々著『現代を解く・長谷寺考』を書くにあたり、長谷寺に関係する和歌を資料として取上げ、九州佐賀県の山中に長谷寺の背景となる隠国を確認する作業を行い、長谷寺の創建が奈良帝と柿本人麿により行われたことを明らかにし、人麿の巻向歌群が詠われた場所を明らかにすることが出来た。さらに飛鳥川、石上布留も隠国にその所在を確認することが出来た。これら和歌とその示す地名を地図上に確認できると、和歌は史料としての価値・意味を持つ。それらの歌は『源氏物語』、『大和物語』、『万葉集』、『古今集』、『新古今集』、他の勅撰集にあるが、その多くは『万葉集』の歌であり、柿本人麿の歌であった。
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