私の父は、男の子がほしいと思っていました。

母は、私が女の子らしい格好をすることを疎ましく思っていました。

 

 

 

生まれたときからずっと、

「お前が男だったらよかったのに」

というメッセージを、言葉でも無言の態度でも、受け続けてきました。

 

物心ついたときには、私は女である自分を否定するようになり、

長男の役割を演じていました。

 

 

「男に勝たなければいけない!」

という意識が強く、

 

一方で

 

「私は男性には選ばれる価値のない女性である」

という、女性としての劣等感も強くありました。

 

 

その思いがどこから来るのか自覚はないけれど、

様々な面で私を突き動かす原動力の一助にはなっていました。

 

 

ただ、とても苦しかったショボーン

 

 

自分のアイデンティティを否定されている感覚。

 

 

自分自身で根っこの部分が認められないので、

何かあるとすぐにグラグラします。

 

 

頑張っていない私、男より勝っていない私には価値がない。

 

常に背中に刃をつきつけられているような感覚とでも言えばいいのか……。

 

 

これを、父親や周囲の男性から愛され可愛がられて育った女性に話しても

まったく理解してもらえず、

わりと絶望しましたチーン

 

(何なら、そんな歪んだ物の見方をする私のほうがおかしい!と言われるのよね)

 

 

今なら分かる。

前提条件が異なる人に、理解してもらうのは難しい。

 

そんな風に周囲に承認を求める必要はなかったのに……。

 

 

自己肯定感の低さが承認欲求を生み、

誰かに認められたい

許してほしい

と思っていたのだなぁ。

 

外や他人ではなく、自分で認められなきゃ意味はないのにね。

 

 

そんな男尊女卑の価値観が刷り込まれた人生を生きてきた私ですが、

恋愛や婚活での挫折感を機に

心のことを学ぶようになって、

 

あれ?なんかおかしいかも

 

と薄々感じるようになりました。

 

 

というか、社会に出て周囲の女性を見ていても思うのです。

 


女性は能力がない

女性は一人では生きていけない

女性は経済力がない

女性は弱い

女性は男性に頼らないと生きてはいけない

 

 

それって、本当?

 

 

配偶者に先立たれると弱ってしまうのは、

圧倒的に男性が多いですよね。

 

女性はむしろ溌剌として、長生きしたりする。

 

 

そんな疑問に答えをくれたのがこちら。

まりあさんの「女神の講座」

人から聞いて気になっていたものの、

しばらく休止されていたようでした。

 

それが久しぶりに開催されると聞きつけ、今回初受講してきました。

 

 

こちらの講座、そもそもの前提が

「女性は女神である。皆、女を選んで生まれてきた」というもの。

 

 

現代日本に生きる女性たち(男性たちも)が刷り込まれてきた価値観、

男女に関する観念だけでなく、

私たちが当然としている常識(と思っている概念)をも、

ひっくり返してくれます。

 

 

今回は「怒り」がテーマでしたが、

喜怒哀楽のうち、怒りってネガティブな感情だと見なされることが多いと思います。

 

怒りは野蛮、怒るのは未熟、良くない……

そう感じて抑えている人々はたくさんいるはず。

特に日本人女性はこの傾向が顕著なので、

かなり抑圧されています。

 

けど、怒りというのは、

大切な自分が不当に扱われたことに対する異議の表明、

自分を守るものでもあるのです。

 

 

私の両親は、情緒的に不安定で、

特に父はささいなことで急に怒りを爆発させるような人でした。

 

いつ暴発するか分からない時限爆弾を常に抱えているような環境だったので、

家庭で安らぎを感じるという感覚が、あまりありませんでした。

 

そのような父を見ていると、

「怒りは良くないもの」

という信念が強化され、

怒りを感じたとしても見ないフリをするようになっていました。

 

婚活しているときにも

明らかに理不尽かつ不当な目に遭っているのに

「そんな風に扱われる私が良くない」

といった思いが出てきて、怒ることもできず、

ただただ落ち込んでしまうことがよくありました。

 

 

 

↑こんな時ですら怒れなかった私笑い泣き

 

これを思うと、かなり健全になってきたかも~

 

 

でも、

 

喜怒哀楽の感情を抑える、感じないようにするというのは、

生命エネルギーを下げる行為

 

と聞き、

とても納得。

 

確かに、

穏やかなんだけど、

どことなく弱々しい……

 

ネガティブな感情もない代わりに

ポジティブな感情も薄い

 

そんな人がいる!!

 

あれは、生命エネルギーが弱まっていたのかチーン

 

というか、それ過去の私だ。

ザ・捕食者。

 

自らを、そういう立ち位置に追いやっていた。

 

 

だから、あれほど理不尽な酷い目に遭ったりしたのだろうか……?

そう考えると恐ろしいアセアセ

 

 

結論、

喜怒哀楽は無邪気に表現!

 

 

怒りもネチネチ引きずるのではなく、

パンっと無邪気に放出すると

邪気が寄って来ず、

むしろエネルギーや波動が上がるそうです。

 

 

無邪気に感情を表現する赤ちゃんのように。

 

「ママが疲れてて大変そうだから、

今泣くのやめておこう……」

 

と遠慮して感情を抑える赤ちゃんがいたら、怖いよね。

 

それなのに、いつの間にか

他人の顔色を読んで、

自分の感情を否定して抑えるようになってしまう私たち。

 

 

もっと無邪気に

生命力あげていこう!キラキラ

 

と、強く思いました。