こんばんは。
あさひさや香です。
これから彼との出会いからの
お話を書いてます。
お付き合いいただければ
幸いです。
こちらの続きです。
母が苦しそう。
早く、早く来てほしい。
子供たちも夫も寝てる
父も朝の仕事をしてて
いない。
1人で待つ時間。
もどかしい時間。
インターホンが鳴って
やっと来た！
焦ってドアを開けたら
きっと急いで来てくれてたはずの彼が
笑顔で落ち着いてる。
その時、一瞬えって感じで
冷静になれた気がする。
そしてすぐ母の元へでなく、
玄関でどんな状況だったか
色々聞かれて
で、〇〇さんは大丈夫ですか？
えっ？私？？？
って思った瞬間
彼が抱きしめてくれてた。
ずっと張り詰めてたものが
緩んで
わんわん泣いてしまった。
本当はずっとこうして欲しいと
望んでたのかもしれない。
意識混濁した母の姿に
すごく怖かったこと
でもしっかりしなきゃって
思って
指示された処置を
必死にやらなきゃ
になってた
ずっとずっと気を張ってたのが
彼の
よく頑張りましたね
の一言で
安心しきって
一気に溢れ出した。
ひとしきり泣いて
彼がハンカチ渡してくれて
どうぞって。
どんだけ準備がいいんだって思ったけど笑
その心づかいも沁みた。
その後も
色々聞かれたけど、
覚えてないこともあって…
ごめんなさいって言ったら
そんなことない
必死だっただろうから
と優しく言ってくれてた。
そして
もしかしたら今夜が山場かもしれません。
に対して
そうだよなって思った。
今は帰るけど、
何度も大丈夫か確認され、
何かあればすぐ連絡してください。
と言って
彼は帰っていった。
彼が貸してくれたハンカチは
返さなきゃと思いつつ
返せず、持っていた。
だって不安だったから
持っていたかった。
これがあれば大丈夫。
1人じゃない
そんな
お守りのように。
続きます。
お読みいただきありがとうございました♡
あさひさや香