自分の仕事を上司に認められるのは、とても嬉しいし、自己達成感も強く感じられるものかもしれません。
でも、自分を認められたいが故に、他人に対して攻撃的になるのはマイナス評価にしかならないと思います。

ある人の「私はいつもこんなに頑張ってる!」というアピールに対して私は、✨いつも頑張ってくれてありがとう✨という感謝の気持ちを示して、本人の頑張りを肯定しているつもりでした。

でもその人はそれだけでは満足出来ず、周囲の同僚にも文句を言い、先輩に向けても攻撃的になり始めました。
人の仕事に文句を言うことで自分の存在価値を高めようとしたのです。

私はその時点で、その人に対する自分の関わり方に失敗したと気付きました。

このままでは、チーム全体のバランスが崩れてしまう可能性もあります。

仕事に対する思いは、人それぞれだと思います。
仕事が好きで自分の事は二の次にしてチームのために頑張る人、仕事と割り切って淡々と求められる事だけやる人、仕事で評価を高める事を優先にする野心的な人、恋人や家庭のために仕事を頑張る人、みんな仕事に対する思いは人それぞれです。

私はその人の仕事に対する思いを深く知ることなく、その人の満足感を高める事しかしてこなかったのは失敗だったと思います💦

これから、私はその人に本当の評価を伝えます。
そして、それはその人の自己肯定感を否定する事になり、本人はショックを受け、負の感情を私にぶつけてくると思います。

もしかして職場に居場所を感じられない位、落ち込むかもしれません。

でも私は、本人がきちんとその事を受け止め成長してくれる事を切に願っています。

人に認めてもらうってことは、本当に難しいですね💦

先日、こんな事がありました。

うつ病の相談者が、来月で失業給付金が終了するタイムリミットが迫る中、何度も就職の面接が落ちている状況での面談でした。

そのストレスで感情的になってしまい、世の中に対する不満や、毎月の食費が1万位で困窮した生活を送っていること等を延々と話していました。(♯`∧´)

私は、一通り話を聞いて、本人の辛さに寄り添って、励ましました。

本人も1時間後、ようやく気持ちが少し落ち着いたのか、泣き顔から少し笑顔になって帰って行きました。(=゚ω゚)ノ

帰り間際、私と実習生に「帰りに、雑貨屋に寄って大好きなぬいぐるみを買います。」と言ったので、私は笑顔で見送りました。

その後、実習生から「あんな少ない生活費でぬいぐるみを買うなんて、信じられない。私も同じ位の収入の時があったけど、私はもっと切り詰めて無駄なものは買わなかった。」と言われました。

ぬいぐるみを買うということに、私が何も言わなかった事が、不思議でしょうがないという様子でした。

確かに、食費が1万という切り詰めた生活を送っているのに、ぬいぐるみを買うなんて…💦と、普通なら思うかもしれません。でも、毎週、毎週、面接が落ち、先の光が見えない暗闇のなか、その子は何を灯火に前に進んでいるのでしょうか?

他人から見たら、無駄な出費かもしれません。でも、その大好きなぬいぐるみを買うことで、「また、明日から頑張ろう!」と勇気が出るのなら、私は無駄な出費とは思いません。

支援を行っているなかで、自分では良い事をしているつもりでも、無意識のうちに、ついつい自分の価値観を人に押し付けてしまっていることもあるのではないでしょうか?

その相談者は、面談から間もなく、正社員で仕事が決まり、とっても生き生きと働いています。もちろん、あの時買ったぬいぐるみは、毎日、車の助手席で一緒に通勤してるそうです。(´・∀・`)




9月8~9月9日まで、東京大学安田講堂と文京学院大学にて「リカバリーフォーラム」に参加してきました。ニコニコ


とくに印象に残ったのは,NPOコンボの宇田川さんのお言葉


拘束された状態でテレビを見させられ続けた入院中の話。ガーン


退院後、患者と思われないようにスーツで仕事に通い続けた話。


ある時、奥様に「あなたにスーツは似合わない」と言われ、ハッとしたこと・・・あせる


「自分で自分に患者であるというスティグマ(烙印)をつけていることを忘れ、それを懸命に乗り越えようとしていた」


「どんなひどい状態であれ、私は私自身でリカバリーした状態で、ものすごく苦しんで生きています」


これは、当事者の方だけではなく、私たち支援者にもあてはまること・・・


自分の可能性を信じないで現状だけをみて、「出来ない」「無理」とあきらめてしまいがちです。


どんな状態でもキラキラ自分らしさキラキラを追求すること


自分の人生の主役はキラキラ自分自身キラキラであること


それが、「リカバリー」虹


帰るころには私も元気になっていました。私もリカバリーしたんですねニコニコ