世界が中国から資本を引きあげ距離を取る中、日本の経済界は訪中
いやー、チャレンジャーですな!
沈みかけている泥船に今更乗り込み沈むギリギリまで金儲けですか?
沈む瞬間に脱出する決断力と瞬発力が日本の経済界トップにあればいいですが、1秒でも遅れれば中国と一緒に沈むことになる。
TBS NEWS DIG 「『反スパイ法』懸念など伝達も明確な回答なし 経済界の訪中団」
日本の経済界が中国に対し、「日本産水産物の禁輸措置の早期撤廃」、「中国へのビザなし渡航の再開」、「日本人駐在員の間で不安が広がっている反スパイ法への懸念」を伝えるだけならよいが、
「李強首相は日本企業の投資を歓迎する姿勢を示した」からとて、安易に今後の中国に投資するのは相当の覚悟が必要だろう。
テレビ朝日などはどちら目線の記事なのか?
テレ朝news 「中国・工業情報化相が日本の訪中団と会談「中国に前向きに投資を」アピール」
普通なら、主語を「日本の訪中団が」にするところを「中国・工業情報化相が」となっており、
金壮龍工業情報化相
「時間があれば中国にどんどん来て見てもらうことを歓迎する。今まで通り中国に前向きに投資してほしい」
中国側からは部長級の役人も多く参加し、参加者は「日本からの訪問を重視する姿勢が見える」と分析しています。
などと、中国が日本との関係改善や日本からの投資を歓迎し、良い雰囲気かのように報じている。
Record Chinaは、「4年4カ月ぶりの訪中!日本の経済界は中国に道を求める―中国メディア」という記事を掲載。
Record China 「4年4カ月ぶりの訪中!日本の経済界は中国に道を求める―中国メディア」
中国目線では、「日本の経済界が中国を頼って」と報じていることを報じている。
中国日本商会が今月15日に実施した調査の結果では、中国進出日本企業がおおむね中国の経済情勢を改善傾向にあると見ており、今年以降の中国市場について88%が依然として重要視している
日本企業(中国)研究院の陳言(チェン・イエン)執行院長は「中国は想像以上のスピードで発展し規模や技術レベルも大きく変化しており、日本の経済界は実地訪問を通じて中国市場の再評価を行うことが急務になっていた。4年前は中国が技術や貿易、経済の面で日本に強く依存していたが、今はその依存度が低下している。そこで日本の経済界はどの分野でどのように中国との経済関係を再構築するかを考えなければならない」との認識を示した
あらあら、中国経済は改善傾向で、日本企業が中国を頼り経済関係を再構築だって。
中国メディアはそう言ってます。
世界が中国から資本を引きあげ、新たな投資などもってのほかで、株価も下がり続け、破綻状態の中国企業をどうすることもできていないのに?
変ですね。
そんな変な状態の中国に投資などしてはならないどころか、早々に中国から資本を引きあげ、中国抜きでも経済活動が成り立つようにしておいた方がいい。
資本主義経済におけるバブル崩壊であれば資本主義における対処法で立ち直ることができるが、中国は完全な資本主義経済ではなく、土台から構造まで異なるので崩壊したら立ち直ることはできず、土台から作り直さない限りどうにもならないだろう。
土台、構造が崩壊しかけている状況を隠すこともできない現状の中国に投資したところで何も返って来ないし、崩壊前に資本を引きあげなければ、崩壊と同時にすべてを失うことになる。
崩壊ギリギリまで中国で経済活動をして儲けるつもりかもしれないが、ただでさえ正確な情報を出さない中国においてその時を見極めることができるかどうか?
できる自信があるなら資本をそのままに新たな投資でもすればいい。
何だか、世界とちょっとズレている日本。