思考がお花畑と最悪とで両極端を使い分けているから信頼できない!

 

「日本が侵略されるなんてあり得ない!」というお花畑の思考かと思えば、そこで言っている侵略とは首都東京がミサイル攻撃され日本全土が占領されるという最悪を持ち出しての「日本が侵略されるなんてあり得ない!」という主張。

 

「お花畑」を主張するために「地獄のような最悪」を比較に利用する思考回路に狡さを感じ、信頼できない。

 

 

「日本が侵略されるなんてあり得ない!」などと主張している者は、日本が既に侵略され占領されていることを忘れているのか、知らないのか、都合が悪いので知っていて触れないのか。

 

日本は北方領土を現ロシアに侵略され今現在も占領されたままだし、竹島も韓国に侵略され占領されている状態だ。

 

それでも日本は何ら抵抗も軍事的行動も取らないという前例を見て、中国が自国の領土だと主張する日本の尖閣諸島を侵略し占領する可能性は十分にある。

 

 

 

世界上位の経済力、人口、防衛力、地理的条件、日米同盟があろうとも、部分的に侵略し占領してしまえば多大な犠牲を払うことなく日本の領土を侵略できてしまう。

 

世界情勢の隙を狙って注目されていない時にやってしまえばこっちのものだ、という考え方もある。

 

南シナ海で中国が島々を勝手に自国領にしたのがそれ。

 

当時は80名ほどの武器を持たないベトナム兵士を惨殺して島を奪っても世界は何も言わなかった。

 

世界から注目されていなかったから。

 

 

 

何もせずに領土を守れるものではない。

 

世界の注目を集める外交があり、自衛隊の存在、在日米軍の存在、領土と国民を守るという強い意志があって、日本の領土や国民が守られているのだ。

 

世界から注目されず、日本国民に領土を守るという強い意志が無ければ、日本だって侵略の対象になるし、日本国民に領土を守るという強い意志が無ければ米軍だって助はしない。

 

日本がそれだけのことを常に行っているから他国による侵略を難しいものにし、「日本が侵略されるなんてあり得ない!」などとお気楽でいられるのだ。

 

日頃の外交や外交による日米同盟の維持、多国間との同盟関係の構築、自衛隊の維持と隣国の状況に合わせた増強によって、「日本が侵略されるなんてあり得ない!」と思えるほどの平和と安心感を維持していることを忘れるな!

 

 

 

それに、「歴史的にも侵略されたのは元寇くらい」?

 

いつの話をしているの?我々は今を生きているのだよ!

 

私は15年以上も前から、「これからの時代は何事においても今まで通りにはいかない、これがキーワードになる。」と言っている。

 

環境問題、気象の変化だけでなく、政治、社会、経済、世界情勢など何事においてもだ。

 

700年以上前の過去の一つの事例を持ち出したところで、今においては参考にもならず、「根拠」にもならない。

 

ここ数年の出来事だけを振り返っても、今まで通りではないことは明らかだ。

 

 

 

過去に生きているなら過去を懐かしがっていればいい、お花畑に生きているならお花を愛でていればいい。

 

今に生きているなら今をしっかりと見るべきだ。

 

 

 

そう言えば、昔、昔、「入試対策に朝日新聞の天声人語を読むといい」などと言われたことがあったが、小学5年生から新聞を読んでいた私は無駄が嫌いなので一度も読まなかった。

 

自分の判断は正しかったとつくづく思う。

 

それに、うちは朝日新聞を数か月契約すると次は読売新聞を数か月と、両紙を交互に契約していたので、変な思考の偏りも防げたのだろうと思っている。

 

よかったよかった。