抗議運動だったのは最初の一瞬だけでは? もはや不満発散の悪質な暴動

 
抗議運動の発端は、フランスの首都パリ郊外で北アフリカ系の少年(17)が警官に射殺された事件。
 
 
抗議運動が暴動となり各地へ拡大し大変な事態となっているのだが、日本国内にはその大変さが伝えられていない。
 
今や実態は報道ではなく現地の一般市民や現地を知る人たちから伝えられる時代。
 
 
北アフリカ系少年が警官に射殺されたことへの抗議に、店を襲って金品を奪う必要がありますか?、車や家屋に放火する必要がありますか?
 
もはや、北アフリカ系少年が射殺されたことや、その抗議運動に乗じた不満発散や犯罪行為のための暴動でしかない。
 
フランスという国を大切に思っている人ならば、自分で自分の大切なものを破壊しようとは思わないだろう。
 
フランスという国に不満を持っている人がこれを機に発散していると考えるのが自然だ。
 
根っからのフランス人なのか、移民としてフランスにやってきた人なのか、その両方なのか、
 
どちらにせよ、フランス人がフランスで思ったように生活できず不満を持つならば、移民としてフランスにやってきた人だって根っからのフランス人以上に思ったように生活できず不満を持つだろう。
 
その不満が今回の暴動にまで至らしめたと考えるべきだ。
 
不満が無く警官による射殺に対する抗議運動だけならば、こんな暴動にはならない。
 
 
 

日本人だって日本で何の問題もなく裕福に暮らしているわけではない

 
日本に生まれた日本人でさえ、経済的な問題、人間関係の問題など、社会の様々な問題に悩み、毎年2万人~3万人もの人が自ら命を絶っている。
 
日本に生まれ、日本語を話せ、日本で教育を受けた日本人でさえ、思ったような暮らしができていないのだから、他国からやってきた外国人が日本で思ったような暮らしを実現させるには、思ったような暮らしができている日本人以上の頑張りが必要だろう。
 
よほど日本という国が好きでもない限り、日本でのストレスや不満に耐えながら暮らし続けるのは困難で、何かのきっかけがあればフランスの暴動のような事態に至る可能性は確実にあるわけだ。
 
 
 
日本人が日本で経済的な不安や社会への不満なくそこそこ裕福に幸せな暮らしができているのか?
 
いや、それはどうかな・・・
 
日本人でも皆が裕福に不満なく暮らしているわけではないのに、外国人が移民として日本にやってきて皆が裕福に不満なく暮らせるのか?
 
いや、それは難しいでしょう。
 
不満を持つ人が増えたらどうなるのか?
 
などなど、井の中の蛙のままで面倒なことは見て見ぬ振りではなく、井の外を見て真剣に考える時なのでは?
 
日本に生まれた日本人皆がこんなに幸せに暮らしています!外国人も日本人と同じように幸せに暮らせますよ!と自信を持って言えるようにするのが先なのでは?