大気の安定、温暖化解消に森林が最も効果的では?

 

NHK NEWS WEB 「ヨーロッパ 40度超の記録的猛暑 山火事で東京の2倍の面積焼失」

 

 

ヨーロッパは各地で最高気温が40度を超える記録的な猛暑となっています。山火事も相次いでいて、EU=ヨーロッパ連合の森林火災の監視当局によりますと、ことしに入ってからの累計の焼失面積は、東京都の面積の2倍を超える4500平方キロメートル余りに上っています。

 

猛暑は一般的に温暖化が原因と言われていて、そのせいもあって世界各地で森林火災が発生し、森林が減少し続けている。

 

理科の授業で学んだように、森林が二酸化炭素を吸収してくれるが、その森林が減少となれば、二酸化炭素の増加が原因と言われる温暖化も加速度的に進むことだろう。

 

なのに、なぜか、失われた森林を積極的に修復しようとしない。

 

 

 

日本においても、雨の量が増え、降り方も激しくなり、突風や竜巻、台風の発生も増えている。

 

大気と水の循環は必要だが、その循環が激しくなっているように思う。

 

この大気と水の循環を緩やかにできるのが森林だろう。

 

森林に覆われた大地に雨が降れば、森林の根による保水力で大地が水を蓄え、森林の枝葉によってその蒸発を抑え、森林がゆっくりと水分を蒸散させてくれる。

 

ところが、森林が減少すれば、大地の水を蓄える量も減り、枝葉に覆われていない大地からは森林によってゆっくりと蒸散されることなくあっという間に蒸発、そしてあっという間に雲となり再び大量の雨となる。

 

その水の循環により大気も上下に激しく動くこととなり、突風や竜巻も発生しやすくなる。

 

日本において森林減少していなくとも、地球全体として森林が減少していれば、地球全体の大気と水の循環は激しくなる。

 

 

 

地表の温度を下げるにも、大地の保水力を高め水の循環を緩やかにするにも、森林以外には不可能だろう。

 

脱炭素のために太陽光発電と言いつつ山林を伐採していては、温暖化だけでなく、大気と水の循環を狂わせ、さらなる災害が増えることとなる。

 

 

なぜ、脱炭素ばかりが声高に言われ、森林減少には触れないのか?

 

それは、金儲けにならないから。

 

脱炭素はこれまで無かった太陽光発電や風力発電などの発電設備の建設や、電気自動車への積極的な買い替えなどで金儲けに繋がる。

 

ところが、失われた森林の修復は、修復する費用をかけても修復後にその森林を伐採して使えるわけではないので金儲けにならない。

 

だから、どの国の政府も企業も消極的で見て見ぬ振りをする。

 

 

 

大気と水の循環の間にある森林を増やすことで、二酸化炭素の吸収が増え濃度も減少するだろうし、大気と水の循環も緩やかになり、世界各地での猛暑、大雨、突風、竜巻、台風の規模や度合いや頻度も低下し、それらによる災害も減少するだろうに、「金儲け」のせいで注目されない。

 

目先の利益のために、実は最も効果的かもしれない部分は見て見ぬ振り。

 

 

 

普通に考えて、森林が増えれば、大気中の二酸化炭素を森林が吸収し蓄え、大気中の二酸化炭素量は減少、そのうえ、地表を枝葉が覆い、地表の温度を下げ、根を張ることで地表の保水力も高まり、森林がその水をゆっくりと大気に蒸散させ、極端な水の循環を抑え、大気も安定する。

 

別の言い方をすれば、炭素を減らすことばかりでなく(実際、減っていないのだし)、炭素を二酸化炭素ではない状態にすることも考えた方が良いのでは?

 

と、思うのですがねぇ・・・

 

なので、私は、「脱炭素や宇宙開発よりも、まずは地球修復を!」と考えているのです。

 

もちろん同時進行でもいい。やらないよりは。

 

太陽光発電をやたら推進させようとする人たちは、本当に地球環境のことを思っているの??