橋下徹氏は、一国の大統領が馬鹿正直に話すとでも思っているのだろうか?

 

橋下徹氏はこれまで、「ロシアによるウクライナ侵攻はNATOの東方拡大が原因だ」と主張し続けている。

 

その根拠は、ロシア政府やプーチン大統領がそう主張しているから。

 

ロシア政府やプーチン大統領の主張をそのまま信じるのは個人の自由だが、客観的事実として、ロシア政府やプーチン大統領の主張、発言が嘘であったことの方が多い。

 

 

 

そもそも、この侵攻が始まる前、ロシア政府は何と言っていたか?

 

「ベラルーシとの軍事演習が終われば撤退する。」

 

「欧米諸国がロシアによるウクライナ侵攻の可能性をめぐり、大規模な偽情報キャンペーン。」

 

などと主張しておいて、結局どうなったか?

 

これほどの前例という客観的事実がありながらも、プーチン大統領の発言をそのまま受け取る橋下徹氏。

 

 

 

NATOの東方拡大が原因なら、NATO加盟を断念しても侵攻をやめないのはなぜか?

 

橋下徹氏の言うように、「侵攻はNATO東方拡大が原因」だとしたら、ウクライナがNATOの加盟を断念し、事実上ポーランドやルーマニアより東方への拡大が阻止できたのに、なぜ、ロシアは侵攻をやめないのか?

 

ぜひ、そこんところ、詳しく説明願いたい。

 

 

 

ほら、プーチン大統領はマリウポリへの攻撃をやめようとせず、「ウクライナ軍が武器を置くべきだ」と主張していますよ!

 

読売新聞 「プーチン氏、マリウポリを救うためには『ウクライナ軍が武器を置くべきだ』」

 

 

 

NATO東方拡大が原因だとしたら、ウクライナがNATO加盟を断念したのだから、もうマリウポリへの攻撃は必要ないはず。

 

この客観的事実とプーチン大統領の主張から考えて、

 

プーチン大統領は「NATOの東方拡大阻止」が目的ではなく、ウクライナの領土を支配下にすることが目的なのでは?

 

当初はウクライナ全土の支配を目指していたが、ウクライナ軍による思わぬ抵抗により、東部と南部の支配だけでもと考えを変えたのだろう。

 

今起きている客観的事実から、そう考えるのが自然だと思うのだが。

 

プーチン大統領がそう言ったからそうだ!としか考えられない者も存在するのだろう。

 

 

 

政治って、政治家同士が馬鹿正直に話をし合うようなものですかね?

 

嘘だったり、裏に策略があったり、錯乱を狙ったりした発言もあるのでは?

 

むしろ、その方が多いのでは?