政治家の発言をそのまま受け取れるなら国際関係や外交はもっと簡単だろうに

 

プーチン大統領が、「NATOの東方拡大が脅威なので侵攻した。」と言えば、それが本当の理由だと?

 

プーチン大統領が、「クリミア半島やルハンシク、ドネツクでロシア系住民が迫害されているので侵攻した。」と言えば、それが本当の理由だと?

 

プーチン大統領が、「平和維持目的だ。」と言えば、それが本当の目的だと?

 

 

そして、ゼレンスキー大統領が、「ウクライナの中立化が最重要ポイントで、ロシアはそれを第一に考え、それが戦争の原因だった」と言えば、本心でそう思っていると断定できると?

 

なぜ?

 

そう言ったから?

 

 

 

政治家に限らず、一般人であっても、その人の発言が本音か建前かは本人しかわからず、話を聞いた者は推定で判断するしかない。

 

たとえ発言した本人が、「今の発言は本音だ。」と言ったとしても、その発言もまた推定で判断するしかない。

 

よほどその人のことを知っている人であっても、やはり、推定での判断に変わりはない。

 

人の本心、内面までは発言した言葉だけでは断定はできない。

 

 

 

そのうえ、特に政治家は、言いたくても言えないことがあったり、時期的に言えないことがあったり、策略のために本心とは異なる発言をすることが多い人たちだ。

 

だからこそ、国際関係や外交、国家間交渉は発言の裏も読まねばならず、その分時間も要するわけでしょ?

 

なのに、何を根拠に橋下徹氏は、プーチン大統領の発言がプーチン大統領の本音だと言い切れるのか?

 

何を根拠にゼレンスキー大統領の発言がゼレンスキー大統領の本音だと言い切れるのか?

 

結局は、橋下徹氏の主張に合うような受け取り方をしているだけなのではないか?

 

 

 

確か、ウクライナ侵攻前に駐日ロシア大使館は、

 

などとツイートしていたが、

 

橋下徹氏は駐日ロシア大使館のこのツイートもそのまま受け取り信用したのだろうか?

 

実際はその後どうなりました?