テレビ局は橋下徹氏を何だと思って番組出演させているのか?

 

弁護士、元政治家、それも日本国内の一地方自治体の長を経験したのみ。

 

国際政治の専門家でもない、外交の経験も無ければ専門家でもない、軍事の専門家でもない、ロシアの専門家でも、ウクライナの専門家でもない。

 

そんな人が、軍事の専門家の主張を遮るように自身の主張を声高に、実際に大声で、偉そうにふんぞり返った状態で発言しているのをテレビ番組で見た。(3月29日のTBS「ゴゴスマ」)

 

ツイッター上では、在日ウクライナ人の評論家などに対して、ウクライナ人の主張を全否定するかのように批判、反論し続け、挙句の果てには、在日ウクライナ人の方が北海道上空からの写真をアップしたのを見て、「ウクライナが大変な時に、ウクライナ人のくせによくも北海道を楽しんでいられるな!」という内容のツイートまでしていた。

 

 

実際には、北海道で講演があったため、北海道へ飛行機で向かい、その途中の景色をアップしただけだったが、その誹謗中傷に何ら謝罪は無し

 

なぜ、こんな人がテレビで大々的に主張できて、ウクライナ人がテレビで主張できないのか?

 

まるで意味がわからない!

 

 

 

橋下徹氏がテレビで声高に語れるとすれば、それは、国内政治と国内行政までだろう。

 

その点においては自身の大阪府知事や大阪市長の経験を存分に生かして語ればいい。

 

だが、国際政治、外交、軍事の専門家でもない、その経験もない、ロシアの研究者でもウクライナの研究者でもない、今、ウクライナのキーフで戦争状態を耐えながら世界に情報発信をしているウクライナ人の話をつぶさに聞いているわけでもないのであれば、

 

その点においては、そこいら辺の一般的なおっさんと同じレベルでしかないということだ。

 

 

 

なぜ、そこいら辺のおっさんの浅い知識と自身の勝手な妄想と思考(北海道上空からの写真⇒北海道旅行だ!みたいな)による主張を、我々視聴者が聞かされなければならないのか?

 

テレビ局は何を考えて、国際政治、外交、軍事、ロシアやウクライナの歴史、文化、国民性についてはど素人でしかない橋下徹氏を出演させているのか?

 

橋下徹氏は、国際政治、外交、軍事、国家間交渉、ロシア、ウクライナにおいては、一般のおっさんと大差ない。

 

それとも、国際政治、外交、軍事、国家間交渉、ロシア、ウクライナに関してのスペシャリストとでも思っているのか?

 

冷静にその人物を見てみろ!

 

ツイッターを見れば、北海道旅行しているわけではなく、実際には講演のために北海道へ向かった在日ウクライナ人に対して、「ウクライナが大変な時によくも北海道を楽しんでいられるな!」という内容の誹謗中傷をツイートする人物だとわかる。

 

 

 

橋下徹氏を何様だと思っているのか?

 

神様でも仏様でもないのはもちろん、国際政治、外交、軍事、国家間交渉、ロシア、ウクライナについてはそこいら辺のおっさんと同じど素人!

 

ほら、勉強不足のど素人ぶりを晒している。

 

ミンスク合意を破っていたのはウクライナではなくロシア側。

 

橋下徹氏は本当に勉強しているの?

 

勉強をしているなら成果を見せてもおう。

 

ジョージアやモルドバがどういった経緯で今ロシア軍に占拠されているのかを間違うことなく語ってもらえばいい。

 

ジョージアの大使に叱られることなく語れるだろうか?見ものだ。

 

 

 

 

テレビ番組に出演させるなとか、主張するなとは言わないし、言える立場でないが、テレビという公共の電波を使って主張させるには、それなりの経験、実績、研究などが必要だろうということ。

 

経験も実績も研究も無い事に対して声高に主張したいなら、公共の電波ではなく、個人のSNSなどですればいい。

 

ど素人の私がそうなのだから、国際政治、外交、軍事、国家間交渉、ロシア、ウクライナについては経験も実績も研究も無いど素人同然の橋下徹氏も同じでしょ!

 

 

 

もしかすると、複数人のウクライナ人のツイート、ウクライナ国営通信社ウクルインフォルムのツイートや記事、今キーフに居るウクライナ人のYouTube配信で、その人だけでなく、その人の祖父や母親、弟の話や意見を聞いていたり、ウクライナやジョージアやエストニア大使館や大使個人のツイート、ベラルーシの政治家の顧問のツイートなどにも目を通している私の方が橋下徹氏よりも詳しいかもしれませんよ?

 

毎日のようにテレビ各局に出演し、合間にはツイッターで批判や批判に対する反論を連投で繰り広げている橋下徹氏に情報収集する時間、勉強する時間などあるのだろうか?

 

最低限、今ウクライナに居るウクライナ人の話くらいはしっかりと聞いて欲しいものだ。