選挙のために「子供」を持ち出したのでは?子供への給付を言い出したのは公明党
YAHOO!ニュース 「公明党が『18歳以下に10万円相当給付』で炎上 浅はか過ぎる公約のウラを読む」
選挙前に「18歳以下に10万円相当給付」を言い出している。
連立政権なのに自民党には相談もせず公約として掲げたようだ。
自民党は困窮者への給付を言ってはいたが、子供に限定した給付は言っていなかった。
公明党が勝手に掲げたこととは言え、連立政権である以上、今更無かったことにはできないので子供に限定した給付も実施することになったのだろう。
ところが、この「子供」を掲げた浅はかさが様々な問題を生み出した。
今、困っていない世帯の子供にまで給付する必要があるのか?
優先順位が間違っているように思う。
子供への給付でゴタゴタしている間にも、子供のいる困っている世帯も子供のいない困っている世帯も困り続けている状態だ。
子供を対象とした給付よりも、困窮世帯への給付を最優先で実施する必要があったのでは?
今最優先すべきは、今困窮している世帯への給付だろうに、公明党が「子供」を持ち出したことで今困窮している世帯が置き去り状態となった。
今困窮している世帯への給付を先に実施し、その後、子供を対象とした給付を考えるべきだろう。
困っている世帯への給付を実施すれば、困っている世帯の「子供への給付」にもなる
「子供への給付」とは言いつつも、実際に給付を受け取るのは大人である親だ。
先に困っている世帯へ給付すれば、子供のいる困っている世帯も子供のいない困っている世帯も早期に給付を受けることとなり、困っている世帯の子供にも給付した状態となる。
こう言うと公明党は「子供には平等に」などと言うのだろうが、子供を対象とした給付は今である必要は無く、後で実施すればいいだけのこと。
優先順位を間違えているということだ。
何を根拠に10万円の給付なのか?
つい最近まで「根拠」だのカタカナで「デビデンス」などと言っていたくせに、この10万円という金額にそれを求めない世の中のいい加減さ。
普通に考えて、
困っていない世帯の子供に10万円
困っている世帯の子供に10万円
困っている世帯に10万円
これって変では?
困っている人も困っていない人も10万円みたいな。
困っていない世帯の子供に10万円なら、困っている世帯の子供には15万円とか、困っている世帯に30万円とかになるのが普通の感覚なのでは?
子供には平等とか所得制限があるにしても、困っていない世帯の子供に10万円で、困っている世帯に10万円というのは、困っている世帯を基準にすれば困っている世帯に10万円では少ないだろうし、困っている世帯を基準にすれば困っていない世帯の子供に10万円は多いと感じるのが普通の感覚なのではなかろうか?
意味がわからない。
私ならこうする
最初に、「子供いる」、「子供いない」は関係なく、困っている世帯を対象に給付を実施。
1世帯あたりの基本給付に生計を共にする世帯人数分の加算額をプラス。
その後、(公明党が言ってしまったので)子供を対象とした給付を実施。
経済効果を期待し貯蓄されたくないなら、困っている人に対ししっかりと給付すれば、困っている人は困っていることにお金を使うだろうし、今まで諦めていた物事にもお金を使うことだろう。
お金に困っていない人にお金を給付しても「とりあえず貯蓄するか」となるのは当たり前。
そもそも、「二兎を追う者は一兎をも得ず」です!
半額をクーポンだの、貯蓄されては困るだの、経済効果だのと考えるよりも、給付の本質を見失わずに困っている人にしっかりと給付すれば、「棚から牡丹餅」のような思わぬ効果もあるかもよ?
困っている大人を助ければその子供も助かるのに、子供を対象とした給付で躓いていては、困っている大人も子供も困り続けるだけだ。
バカだねぇ~