9月28日のブログ記事「なぜ感染者が急減したのか? ワクチン効果を主張する専門家もいるが本当なの? なら他国はどうか?」からの続き

 

デルタ株はなぜ感染者が急増し急減したのか?

 

日本もインドも「デルタ株」が主だった。

 

この「デルタ株」とこれまでのウイルスの違いは何か?

 

私が埼玉県の感染者情報を見ていて思ったのは、これまでは未就学児、10代以下、10代、20代の感染者は無症状が多く、症状があっても軽い風邪程度ばかりだった。

 

しかも、家族や周囲の人が感染して濃厚接触者として検査してみたら陽性という場合が多かった。

 

それが、デルタ株が多くを占めるようになってから、若年層でも発熱、咳、下痢など、軽い風邪以上の症状が出るようになっていた。

 

しかも、濃厚接触者として検査ではなく、明らかな症状により病院を受診し検査したら陽性という場合が多い。

 

さらに、30代以上でも症状がこれまでよりも重い人が増え、30代で亡くなる人までも出ていた。

 

※埼玉県でもデルタ株による感染者が激増し、保健所等の対応が大変になってからは人数だけの公表になりました。

 

このことから、

 

●急増したのはデルタ株の感染力の強さによるもの。

 

●急減したのは無症状の人が減り、若年層でも何らかの症状が出るため家で休養するなり病院に行くなりして素早く対処ができ、無症状のままウイルスをばらまく期間が減ったからではなかろうか?

 

これまでは無症状や軽症で感染に気付かずに行動する人が多かったため、ダラダラと感染者が増え続け、減少に時間がかかった。

 

デルタ株は子供でも症状が出るため、自身でマスク着用を徹底したり、家で休養したり、病院へ行くなど対処することで、ダラダラと感染者を増やすようなことにはならず、減少にも時間がかからなかった。

 

だと思うのですがねぇ・・・

 

このニュースからも

テレ朝news 「コロナ感染…アンジャ児嶋、SKE林美澪は助け呼べず」

 

 

実際、ワクチン接種を終えていた児嶋さんは、「ワクチン2回接種しており症状は無くバリバリ元気です」とツイートしており無症状だが、

 

これまでなら無症状や軽症が多かった10代のSKE48・林美澪さん(12)はワクチン接種をしておらず、「全身が熱くなって泣いてしまったんですよ」、「シャンプーをしている時に頭が痛くなって、クラクラし始めて、頭がボーッとしちゃって大変でした」なとどコメントしており、若年層でも明らかな症状が出ている

 

この状態なら病院へ行くなり家で寝ているなりして出歩くことはないだろう。

 

だから、急減したのでは?ということ。

 

ま、ど素人の勝手な想像なので、「何をいい加減なことを!」などと怒らないでください。

 

専門家の根拠なき勝手な想像と大差ないのでは?

 

 

 

では、同じくデルタ株が主のイスラエル、イギリス、アメリカなどはなぜ急減しないのか?

 

ワクチン接種が進んだ国々で日本やインドのように急減せず、ダラダラと感染者が出続けるのは、それこそワクチン効果ではなかろうか?

 

ワクチン接種が進んだことにより、感染しても無症状や軽症な人が多いため、感染に気付かずにウイルスをばらまいている状態が長く続くことになる。

 

ワクチン接種すればウイルスを寄せ付けず感染しないわけではなく、体内に入り込みはするが、大量増殖する前に対処でき、発症しない程度のウイルス量に抑えられるだけで、ウイルス自体を即ゼロにできるわけでもない。

 

接種していない人よりは少ないものの、ワクチン接種してもウイルスを運びばらまく可能性はあるということ。

 

しかも、無症状や軽症なので、まさか自分がウイルスを運んでいるとは思わずにだ。

 

日本やインドはワクチン接種が進んでいなかったため、デルタ株に感染すれば若年層でも症状が出て多くが感染に気付くことができ、素早く対処することができたため、感染力は強くともダラダラとウイルスをばらまくことなく短期間で減少に至った。

 

そのうえ、日本は高齢者など重症化しやすい人からワクチン接種を進めたことにより、ギリギリのところで死者数もこれまでに比べ抑えることができたのだろう。

 

 

 

ワクチンのメリットは重症化を抑える効果、デメリットは感染しても気付かずウイルスを運んでしまうこと

 

ワクチン効果は、「感染しても重症化せず死者数が減る効果」と「感染に気付きにくくなり感染を広げてしまう逆効果」の2つあるということ。

 

実際、日本よりも先にワクチン接種率が6割を超えた欧米諸国で再感染拡大しており、なかなか減少に至らない状況にある。

 

シンガポールの例はもっとわかりやすい。

 

8月の中旬には国民の7割がワクチン接種を終えていたが・・・

 

 

その8月の中旬から感染者が急増している。

 

 

ワクチン接種率が7割を超え、今や8割、しかも、シンガポールは法律が厳しいことで有名、国内の感染対策は厳しく徹底しており、海外からの入国にも厳しかったはず。

 

それでも感染拡大を防げなかったわけだ。

 

NHK NEWS WEB 「シンガポール ワクチン接種80%超も 感染増加で再び規制を強化」

 

 

ワクチン接種を終えた人が人口の80%を超えるシンガポールで感染力の強い変異ウイルスの「デルタ株」が広がり、26日、一日の感染者数としてはこれまでで最も多い1939人の感染が確認されました。

 

シンガポール政府は「過去28日の感染者の98%が軽症か無症状だ」として、ワクチン接種の効果は出ているとしています

 

ワクチン接種しても感染自体を防げるわけではないが、感染してもほとんどが軽症か無症状とのこと。

 

先ほどのテレ朝newsの「アンジャッシュ」児嶋さんも番組出演のためにPCR検査を受けたら陽性で、本人は無症状で感染に気付いていなかったようだ。

 

無症状だとPCR検査を受けるきっかけがないので、体内のウイルスが死滅するまでウイルスを運び続けることになる。

 

中国のように感染地域全員をPCR検査するかロックダウンでもしない限り、感染者の急減はないだろう。

 

 

 

日本もワクチン接種率が6割から7割に至ろうとしている。

 

今後、再感染拡大した場合、どの年代でも症状が出たデルタ株による第5波のように急減はせず、無症状や軽症の人が多くなり、感染者が減らない状態がダラダラと続く状態になるのでは?と思う。

 

でも、ほとんどが無症状や軽症なら重症者病床が足りなくなることにはならないだろう。

 

だとしたら、ワクチン接種が進んだら、感染者数より重傷者数や死者数を気にした方がよいのかもしれない。

 

だけど、事情があってワクチンを接種できない人もいることを考えると、ワクチン効果で感染に気付かずウイルスを運びばらまくのは危険なことに変わりない。

 

さて、どうしましょう?

 

 

 

ワクチンパスポートを手にして感染に気付かぬまま遊び歩く人が増えたら、事情があってワクチン接種できない人は大変危険な状態に晒されることになる。

 

また、ワクチン接種しても重症化に至る変異株がいつ登場するかわからない。

 

私はワクチンパスポートを手にしても「感染しない、感染させない」対策はこれまで通りに徹底するつもりだ。