まるで西日本新聞の記者がその場に居たかのような書きぶり

 

西日本新聞 「『お前と一緒に沈められねえだろ』退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半」

 

 

麻生太郎事務所が抗議しているので、記事自体が削除されるかもしれませんが、一応リンクを。

 

記事を読みましたが、ちょっと考えれば不思議に思うことばかり。

 

2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。

 

同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。

こんな重要な話をする場に西日本新聞の記者が居合わせるとは思えない。

 

この時点で、私なら怪しむ。

 

さらに、

前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は慰留したが、首相は無言だった。

まるで、西日本新聞の記者が自分の目で見たかのような書きぶりだが、それはあり得ない。

 

菅政権を支えてきた森山裕国対委員長も、菅氏が辞意表明する3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していた。

この「思案していた」という書き方も、自身のことなら確かなことだが、家族でも友人でもない赤の他人の国会議員のこと。

 

本人に直接取材し、森山裕国対委員長自身の口から「3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していました。」という発言があったのだろうか?

 

取材した結果として、そのような発言があったなら、そう受け取れるように書くべきだろう。

 

実際、記事中には、

総裁任期まで1カ月を切る中での異例の人事案は「保身のためという狙いが透けて見える」(中堅議員)

総裁選で菅氏が敗れることを想定すれば、菅氏の人事案に乗ることはリスクが高い。「誰も引き受け手はいない」(首相周辺)

というように、(中堅議員)、(首相周辺)などと、その発言の出所を随分とぼやかして記載しているが、麻生氏の発言や森山裕国対委員長が思案していた部分には出所や根拠についての記載は無い。

 

終始、「古川幸太郎、久知邦」という記者が趣味で書いた安っぽい小説もどきのように感じた。

 

そうでないとしたら、北海道新聞のように記者が盗聴でもしたのか?

 

 

 

記事中の麻生氏の発言部分に対して麻生太郎事務所が抗議

 

 

 

麻生太郎事務所によると、麻生氏本人が「お前と一緒に、河野の将来まで沈めるわけにはっかねえだろ」と発言した事実はないこと、西日本新聞社の記者から取材を受けた事実がないことだとし、事実に反する記事の訂正と謝罪を求めている。

 

取材を受けていないことからも、西日本新聞社の記者がその場に居なかったことは明らか。

 

まぁ、そもそも、そんな場にどのメディアの記者も入れないだろうよ。

 

 

 

特に新聞・テレビには要注意!上っ面だけを読んだり見たりしただけで信じてはいけない!

 

ちょっと考えれば、「ん??、記者がこんな場に居合わせるか?」とか、「本当に本人の口から聞いたのか?」といった疑問が生じるはず。

 

「古川幸太郎、久知邦」という記者が、連日、自民党内の重要事項を話す場に居合わせることなどあり得ない。

 

にもかかわらず、さも、自分の耳でそう聞いた、自分の目で見たかのように表現している書き方は明らかに変でしょ!

 

新聞・テレビなんて言葉をどうにでも繕えるし、切り貼りできるし、実際してしまう。

 

言葉はどうにでも繕える、装えるもの。

 

だからこそ、偽善者や詐欺師が存在する。

 

言葉だけで実態が見えないなら、実態が見え確認できるまでは信頼せず、疑ってかかる方のが危機管理上よろしいかと思います。

 

特に、新聞、テレビ、政治家には!