東京五輪が「世界の変異株展示会」になるのでは?と予想した立憲民主党の枝野氏

 

マスコミもこのことを報じて東京五輪反対派の後押しをしていた。という事実がある。

 

YAHOO!ニュース 「枝野氏、五輪開催は困難 『世界の変異株展示会に』」

 

 

5月9日、立憲民主党の枝野幸男氏は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京五輪・パラリンピック開催は困難との見解を示した。

 

人数を絞っても選手や関係者6万人が外国から一斉に来る。世界の変異株の展示会みたいな状況になり、結果として開きたくても開けないことになるのではないか」と述べた。

 

立憲民主党の枝野幸男氏は、オリンピック開催によって世界の変異株展示会のようになり、開催は困難になると予想していたわけだ。

 

ということは、立憲民主党の枝野幸男氏が日本の首相だったなら、東京オリンピック・パラリンピックは中止か延期になっていたのだろう。

 

中止にすれば東京オリンピック・パラリンピックを目指して頑張っていた選手の多くが精神的ダメージを受け、中には人生におけるオリンピック出場という機会を完全に失った選手もいたことだろう。

 

延期にしても選手たちの精神的ダメージは大きく、年齢や体力、技術のピークなどによっては出場機会を失う選手だっていたことだろう。

 

そういった選手たちへのケアはどうするつもりだったのだろう?聞いてみたいものだ。

 

まさか無策ということはあるまい。

 

 

 

実際に「世界の変異株展示会」状態になったのか? 検証はしないの?

 

おそらく、自身の過去の発言、主張に対する検証などするつもりは無いのでしょう。

 

検証するまでもなく、東京オリンピック・パラリンピック期間中に新たに日本で確認された変異株は「ラムダ株」しかありませんでした。

 

たった1種類の変異株を展示して、「はい!、これが世界の変異株展示会です!」などとは言えないだろう。

 

たった1メーカーの1車種だけを展示して、「東京モーターショー」として開催できますか?

 

しかもこの「ラムダ株」、マスコミは当初から「南米で猛威を振るっている」という言葉を多用して報じていたが、実際はどこにも猛威を振るってはいなかった。

 

詳しくは8月16日のブログ記事に

 

 

 

 

では、東京五輪による感染者数はどうだったのか? こちらも検証はしないの?

 

感染者がゼロだったわけでもないのに、野党もマスコミもなぜかあまり触れない。

 

東京パラリンピックは終わったばかりなので、まとまった資料はまだ無いが、東京オリンピックに関しては国立感染症研究所が感染状況をまとめている。

 

 

国立感染症研究所 「東京オリンピック競技大会に関連した新型コロナウイルス感染症発生状況(速報)」

 

 

 

こちらは、2021年7月1日~8月8日(8月9日時点集計)にHER-SYSに登録されたオリンピック大会に関連したCOVID-19症例について記述的にまとめたもの。

 

【結果】

合計453例

(選手等が80例、大会関係者が373例、海外からの渡航者が147例、国内居住者が306例)

 

選手等80例のうち、76例が海外からの渡航者、4例が国内居住者(日本選手の感染例は無し)

 

大会関係者373例のうち、71例が海外からの渡航者、302例が国内居住者

 

 

 

ざっくりと結果を見ても、海外からの渡航者より日本国内居住者の方が多いとわかり、海外から感染者が集まったという印象にはならない。

 

日本国民が心配し、野党、マスコミが散々批判していたのは、海外からウイルスが国内に入り込み日本でそれが感染拡大するのでは?ということだったが、確認された変異株は南米でも世界のどこでも猛威を振るっていなかったラムダ株のみで、感染者は海外からの渡航者より日本国内居住者の方が多かったという事実。

 

野党、マスコミが根拠も提示せず散々不安を煽り批判していたことで国民も心配したような事態。これには至らなかったというのが客観的事実に基づく結果だ。

 

 

 

あれだけ声高に主張しておいて、都合の悪い結果には触れず逃げてしまう野党とマスコミ

 

結果として、野党、マスコミの予想は大外れだったということ。

 

大外れの予想に基づいて東京オリンピック・パラリンピックを中止や延期していたら・・・

 

世界中から笑いものにされていただろう。

 

それでなくとも、無観客にしたことでさえ、世界の一部からは薄っすらと笑われているのだから。

 

「井の中の蛙」である日本国民には世界が見えておらず、そのことに気付きにくいのだろう。

 

 

 

根拠を提示せず、不安などの感情を煽るようなやり方には注意しなければならない。

 

怪しい宗教の勧誘や訪問販売などもそうでしょ?

 

根拠など提示せず、不安を煽ったり効果をうたったりして、良いものだと思い込ませようとする。

 

野党やマスコミも根拠など提示せず、言葉だけで批判や主張をしていましたよね?

 

客観的なデータや事実ではなく、どうにでも繕える言葉のみだったではありませんか!

 

しかも、そのことを裏付けるように、今現在、結果という事実には触れようとしない。

 

怪しい宗教や訪問販売もそうでしょ?

 

お札を買ったけど効果が無い、商品を使ったけど効果が無いとなっても、それはあなたの気持ちが足りなかったからでしょうとか、効果は人によって様々ですからなどと言って無かったことにして逃げようとする。

 

結果という事実に触れようとしないのはそれと同じこと。

 

 

 

根拠無しの批判や主張に、もう騙されてはいけません!

 

客観的事実であるデータや根拠を示さずに、やたらと声高に批判、主張する者には初めから疑ってかかるのが常識です!

 

感情を煽られ、感情だけで誰かに責任を負わせ叩くのは集団リンチです。

 

集団リンチに加担しないためにも、その批判や主張には明確な根拠があるのか?などを冷静に客観視できるようになりましょう!

 

過去の過ちである太平洋戦争も、関東大震災時の朝鮮人虐殺事件も、客観的事実ではなく感情のみによって至ったもの。

 

客観的事実としては日本がアメリカに勝てるというデータは無かったのに、政府、報道による煽りと国民感情によって戦争に突き進んだ。

 

関東大震災時の朝鮮人虐殺事件も、その人が凶悪犯であるという客観的事実を確認することなく、不安感情を煽られた者が朝鮮人らしいということだけで袋叩きにし殺害に至った事件。

【参照】ウィキペディア 「関東大震災朝鮮人虐殺事件」

 

 

もっと最近の事例としては民主党政権時代。

 

高速道路無料化します!、ガソリン税見直します!、無駄なダム建設は中止します!、普天間基地は最低限県外移設にします!などなど、それをどうやって実現するのか、実現するとどうなるのかなどの具体的なことにはあまり触れず、聞こえの良いことばかりを言って国民の感情を煽り、政権を握ったのだが・・・

 

財源や運用の問題などにより、高速道路無料化もガソリン税見直しも実現できず、ダム建設は中止にしたが、建設途中過ぎて無駄が多く、本当に中止していたら数年後には関東で大洪水になっていたし、普天間基地は結局自ら沖縄県内の辺野古への移設を決定した。

 

まんまと根拠なき主張に感情を煽られ民主党政権を成立させてしまい、結果・効果はほぼゼロ!

 

 

 

同じような過ちに至らぬよう、物事は客観的事実に基づいて判断するようにし、感情を煽るような批判、主張には疑ってかかりましょう!

 

まんまと感情を煽られ、根拠も無く他者を叩くような愚行は恥ずかしいことです。