報道と見えている現実と見えていない現実が一致しているとは思えず、もう滅茶苦茶

 

報道を見聞きしていると、感染拡大の中で子供たちにパラリンピックを観戦させるなんてダメだ中止しろ!といった感じ。

 

夏休み明けの学校再開についても、感染拡大しているのだから延期しろとか、オンライン学習にしろとか、教室内の密集を防ぐために半分登校、半分オンラインにしろなどなど、反対意見があるかと思えば、子供たちの教育、精神面を考慮して再開させるべきという意見もあり、まとまりがない状態。

 

でも、私の家から見える現実はというと、子供たちが大声を発しながら準備運動をし、指導者も子供たちも大声を出しながらフットサルの練習をしておる。

 

指導者はマスクを着用しているが、子供たちは熱中症のこともあるのかマスク着用はしていない。

 

ちなみに、私は緊急事態宣言が出ている埼玉県に住んでいる。

 

私がこの目で見た現実からすれば、フットサルの練習であれだけ大声を出しながらぶつかり合っているのだから、パラリンピックの観戦をやめようが、学校再開をやめようが意味ないのでは?と思えてしまう。

 

 

 

パラリンピック学校観戦反対、学校再開反対といった意見があるが、では、今、子供たちは家で隔離状態なの?

 

私の家から見える現実は、子供たちが大声を発しながらフットサルの練習をしていたり、近所の中学生は部活動に行ったりしている。

 

当然、この猛暑の中でのフットサルや部活動なので、マスクは着用していないだろう。

 

それ以外にも、家族で買い物や外食をしたり、先日のお盆休みや4連休には家族で出掛けたりしているのでは?

 

4連休には結構な渋滞でしたよ?

 

これが現実だと思うのだが・・・

 

この状態でパラリンピックの学校観戦を中止、学校再開延期したところで、どれだけの効果があるのか?

 

何もしなければ何も起こらないが、何もしなければ何も得られないことでもある。

 

子供たちにとって「何も得られない」というのは気の毒でしかない。

 

「何も起こらない」ことと、「何も得られない」ことのバランスを大人たちが適切に判断してあげないと成長にも影響する。

 

 

 

東京などの大都市部の意見だけで物事が決まるのはどうなのか?

 

人数の多い学校で学校再開すれば、確かに教室内は密な状態になる。

 

でも、岩手県などそもそもの感染者数も少ない自治体で、さらに市町村によっては感染者ゼロの自治体もあるだろうに、そういった地域の学校まで休校にするのは非現実的、非科学的、無意味だろう。

 

教室に30人の子供たちが集まる学校と教室に6人の子供が集まる山間部の分校を同じ扱いにするのはねぇ・・・

 

なので、全国一律にしなかった文部科学省の判断には賛成だ。

 

 

 

声高になりがちな反対意見だけで物事が決まるのもどうなのか?

 

報道は本当に世の中における一般的な状況を報じているのだろうか?

 

声高に叫ぶのは大概反対意見を持っている者だ。

 

賛成の人はわざわざ何かを叫ぶことはしない。

 

だって、賛成の人は黙っていても事は希望通りに進むと思っているから。

 

反対の人は止めようと必死になり声高に叫ぶ。

 

なので、テレビや新聞などが拾っている声は主に反対意見だろう。

 

 

 

本来、反対意見があれば賛成意見もあるのだから、報道するうえで賛成意見にも触れるべく、小まめで丁寧な取材を行い報じるべきだが、それをやっているかは疑問だ。

 

表面には出さずとも、テレビや新聞側が政府批判を主目的としていれば、政府の政策、対策に反対の意見ばかりを取り上げ報じる可能性は十分にある。

 

 

 

冷静になって物事を整理し直し、子供たちが何かを得られるよう、科学的、合理的な判断をするべき

 

とは言っても、難しい問題だ。

 

 

 

まずは、パラリンピックの学校観戦によって感染するのか?

 

競技場に行くだけで感染する?、競技を見るだけで感染する?、そんなわけない。

 

バスで移動するならその中に感染者が居なければ飛沫感染はしない。

 

感染者が居ない状態で競技を見ていれば当然そこでの飛沫感染はしない。

 

あとは、個人個人で手洗いや消毒、安易に目を擦ったりしないよう気を付け接触感染を防げばいいだけだ。

 

だったら、オリンピック・パラリンピックに倣い、観戦前14日間の健康観察、観戦前96時間以内に複数回のPCR検査(できれば、感染前3日間の自宅隔離も)をしてみては?

 

オリンピック・パラリンピック選手たちの感染対策を知り、実践することで選手たちの大変さも理解でき、自分たちの感染対策にもなる。

 

いいお勉強になるではないか!

 

 

 

学校の再開は難しい判断だ。

 

感染者の少ない自治体の中の感染者ゼロの市町村であれば、気にせず学校再開でよいのでは?と思うが、

 

都内の学校となると、学校内でマスク着用や手洗いを徹底したとしても、集団感染を完璧に防ぐのは困難だ。

 

ただ、学校で感染せずとも、先述したように家族での買い物や外食、スポーツクラブでの活動などでの感染はあり得るわけで・・・

 

問題は「感染」ではなく、「集団感染」さえ防げればということになろう。

 

半数の子供だけオンライン授業にしたところで、密だけが集団感染の要因ではないので、もう半数の登校している子供たちの中での集団感染はあり得るわけだし・・・

 

全員をオンライン授業にするか、感染対策を徹底したうえで通常の授業にするかの2択だろう。

 

これ以上の感染者の増加は絶対に防がねばならないという自治体、地域であれば、全員をオンライン授業にせざるを得ないだろうが、

 

多少の感染者であれば受け入れられるという自治体、地域であれば、感染対策を徹底したうえでの通常の授業再開でよいのでは?と思う。

 

完璧とか、ゼロはあり得ないので、ある程度の妥協ができるかどうかだろう。

 

やはり、その自治体や地域の実状によって判断するべきことだ。

 

 

 

どちらにせよ、

 

制限することばかり考えず、そろそろ、「防ぎつつ行動する」という前向きな考え方に変化、成長していかねば、1年前と同じことの繰り返しになる。