感染対策を徹底してもダメ!感情として受け入れがたいから
YAHOO!ニュース 「宮古島市長、弾薬搬入で港使用を不許可 感染防止理由、国に通達」
陸上自衛隊によるミサイルなど弾薬搬入について、同市の座喜味一幸市長は平良港の使用を「不許可」とした。
座喜味市長「緊急事態宣言中であり、市内の新型コロナウイルスの感染状況は大変厳しい。現状では受け入れられない」と説明した。
新型コロナの感染拡大が続く市内の状況を鑑みて「搬入延期」を求めることを決め、23日には文書で防衛局に申し入れた。
防衛局からは「延期」ではなく、輸送に関わる隊員のPCR検査やワクチン接種などコロナ対策を徹底する旨の回答があった。
座喜味市長は「対策うんぬんではない。市は感染防止のために観光や仕事も含めて島外から来ないでほしいと強く求めている。この状況での搬入は市民感情として受け入れがたい」と語った。
なるほど、科学的・医学的に感染対策を徹底したとしてもダメ!
なぜなら「感情として受け入れがたい」から。
つまり、ウイルス感染を感情論で語っているわけですね。
あれっ!つい先日の誰かと似ているような・・・
ワクチン接種や感染対策を徹底してもダメ!バッハ会長は再来日するな!
YAHOO!ニュース 「尾身氏、バッハ会長を批判 再来日『なぜわざわざ』」
ワクチン接種を済ませ、そのうえ、プレーブック(ルールブック)に定められた厳しい感染対策を徹底するバッハ会長が再来日することと日本国内の感染拡大に何の関係があると言うのか?
我々国民とは直接接することもなく、接したとしてもバッハ氏はワクチン接種完了のうえプレーブックに則った感染対策を行っている人物なので、感染の可能性は我々国民の方が高い。
医学者である尾身氏は、医学的・科学的な何を根拠にバッハ氏の再来日を批判しているのか疑問だ。
結局は、バッハ氏が再来日したら国民の気が緩むといった感情論でしかないのだろう。
それは政治家がやることで、尾身氏の立場はその感情論に偏りがちな政治家の考え方を医学的・科学的根拠をもとに正し、バランスを保たせることだろう。
医学者が感情論でウイルス感染や感染拡大を語るようになってはおしまいだ。
このひとつ前のブログ記事「尾身氏も感情論で感染対策をどうこう言うようになったか・・ ワクチン接種と感染対策徹底でも来日ダメ」にも書いたように、
「ワクチン接種を済ませ、さらに感染対策を徹底するのであれば、バッハ氏のように海外への渡航や国内の移動も可能になるのですよ!」
「だから、国民の皆さんもできる限りワクチン接種を済ませ、今一度、感染対策を徹底し、感染拡大を抑え、旅行や行事が可能な社会にしましょう!」
といった具合に、バッハ氏を利用して前向きな気の引き締め方になるよう仕向けるのだって感情論としてはありでしょ?
なのに、宮古島市長のように「感染対策云々ではない、感情として受け入れがたい、再来日なんてけしからん!」などと感情的に批判し、国民にも「移動なんてけしからん!、人流を減らせ!家に居ろ!」ばかりを主張していては・・・同じ感情論だとしてもマイナス思考に向かってしまい、制限がそのままストレスでしかなくなってしまう。
医学者が感情論で語るのはどうかと思うが、感情論で語るにしても、「感染対策云々ではなく、けしからん!」的な言い方ではなく、「感染対策を徹底すれば制限も必要なくなるのですよ!」というプラス思考の感情論で語って欲しいものだ。
政治家の感情論への偏りを正すのが科学的・医学的見地からの提言では?
客観的データでは明らかにアメリカに勝てないとわかっていながら、政治家や国民の感情論に押されて太平洋戦争へ突き進んだ過去がありながら、今でも科学的・医学的根拠より政治家や国民の感情論によって進もうとする社会。
戦後76年の間、日本は何ら成長していなかったのか。
宮古島市長は、感情的に受け入れがたければ国防なんてどうでもよいのか?、感情的に受け入れがたければ医学的・科学的根拠に基づいた感染対策など認めないというのか?
いつ何時であっても必要な国防だろうが、医学的・科学的根拠であろうが、感情によって左右されていいという思考なのだろう。
その感情論によって左右されたことで、かつては戦争に至り、沖縄で悲惨な地上戦が行われたことを宮古島市長は忘れたのだろうか?
そして、このような政治家や国民の感情的な暴走を防ぐために、各分野の専門家を集め、科学的・医学的見地からの意見を聞いたり、提言してもらうなどの制度や体制を整えたはずなのに、その医学者である尾身氏自身が感情論で感染対策を語るようでは意味がない。
感情論が先行している日本、しかも、その危険性を認識していない平和ボケ状態で、科学的な思考も身に付いていない国民。
感情論が功を奏したわけでなく、何となく感染拡大が収まれば、日本は今後も科学的・医学的な根拠より、感情論で何とかしようとする国であり続けるのだろう。
そして、感情論で科学的・医学的根拠を否定することで、ワクチン開発や先進技術の開発においてさらに他国に後れを取り、マイナンバーの活用やITの活用も進まず、先進国からも脱落していくのだろう。