アフガニスタンへの自衛隊機派遣について、野党は「説明不足」と主張
いやいや、説明するまでもないだろうに。
私は今回の自衛隊機派遣の決定すら若干遅いと感じているのだが、立憲民主党や日本共産党が政権与党だったなら、今回の派遣決定よりもさらに時間がかかっただろう。
だって、「説明が必要」、「説明不足」などと主張しているということは、そもそも必要性を感じていないのかもしれない。
自国の国民を自国で救出しようとしない国。日本国民にとっては恐怖でしかない。
事の経緯や野党の批判・指摘についてはこちら
JCASTニュース 「『唐突』な自衛隊機のアフガン派遣 決定3日前も言及なかったのに...野党は『説明不足』指摘」
いつも思うが、関係者以外からすれば物事は常に「唐突」なんですよ!
友人と食堂に行って友人が「かつ丼」を頼むのだって唐突でしょ!
前日から、「明日の昼は肉類を食べたいな」、「豚肉がいいかな」、「揚げものがいいな」、「ご飯も食べたいな」、「定食じゃなくて丼物がいいかな」、などと匂わせておいて、食堂で「かつ丼」を頼めば、まぁ、昨日からそれらしいことを言っていたので唐突ではないと言えるが、物事を決めるときにこんなことほぼない。
自身の頭の中で考えたり、関係者が集まって検討し、ある程度決まったら外部に公表するものでしょ!
立憲民主党の福山哲郎幹事長 大使館員が在留邦人を残した状態で脱出したことを問題視
「私は非常に違和感がある。大使館員だけが先行して脱出して、後で残っている方がいらっしゃる。日本人、もしくはアフガニスタン人の日本に協力をされていた方...。その方だけ残して大使館員が...(脱出した)」
これが問題だと思うなら、危機管理が正しく理解できていないのだろう。
タリバンはアメリカやアメリカ寄りの国を敵視している。
それらの国の大使館員、軍人、報道関係者、協力者、それらの家族さえも見つけ出そうと探し回っていることが伝えられている。
実際、ドイツ人の報道関係者の家族が殺害されている。
狙われやすい人から退避するのは当然だし、現地の状況を把握している大使館員がタリバンに拘束されようものなら、在留邦人の救出だって困難になる。
よって、立憲民主党の福山哲郎氏が政府の危機管理担当だったなら、より危機が高まっていたであろう。頭の中が批判することばかりだからか、実に考えが浅く、上っ面しか見ていないことがわかる。
政府からの説明が無ければ立憲民主党は自衛隊機派遣に反対!?
読売新聞 「アフガンから邦人ら退避に自衛隊機派遣、NSCで決定」
自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国会対策委員長は23日、国会内で会談し、近く衆院安全保障委員会理事懇談会で政府の説明を受けることで合意した。
日本国民の救出のための自衛隊機派遣に、「説明が必要」、「説明不足」などと文句を言ってきたので、「後で説明しますから、とりあえず自衛隊機は派遣は進めますよ」という合意をしたということでしょ?
まさか、日本国民救出のための自衛隊機派遣に立憲民主党の合意が必要ということじゃなかろう。
当然の行動なのに、しかも、米軍撤退が早まり急がねばならない状況となったにも関わらず、政府の足を引っ張るかのように詳しい説明を要求する立憲民主党。
立憲民主党は、説明に時間を要したためにアフガニスタンの在留邦人を早期に退避させられず、人命にかかわる被害が発生したら責任を取る覚悟があるのだろうか?
あるわけないし、在留邦人のことより政府批判が優先なのだろう。
かつての民主党政権といい、今の立憲民主党といい、何を最優先に考えているのか疑問だ!
日本国民の命がかかっているのに、自衛隊機派遣の前に説明しろ?
在留邦人の救出、退避には現地のことを把握している現地大使館員の情報が必要なのに、狙われやすい大使館員が先に退避するのはけしからん?
これだけでも、立憲民主党が日本国民の命より政府批判優先だとわかるし、危機管理の意識と知識が乏しいとわかる。
かつての民主党政権時代にも似たようなことあった。
東日本大震災発生時、真っ先に救助隊派遣を申し出た台湾をなぜか待たせ、韓国の数名の先遣隊と中国の救助隊派遣の準備が整うのを待ち、韓国、中国を先に日本に到着させた。
今、まさに、被災地で命の危機に瀕している人たちが何万人と存在しているのに、すぐに日本に到着できる台湾の救助隊ではなく、時間のかかる韓国、中国の救助隊の到着を待った民主党政権。
日本国民の命より、韓国、中国への体面を優先させたのは明らかだ。
今も変わりないということだろう。
何を言ったか、主張したかより、実際に何をしたのか?の方が確かだ。
かつて、立憲民主党の議員たちは何をしたのか?
今、立憲民主党の議員たちは何をしているのか?
上っ面だけの「国民の命」、「人権」という言葉よりも、実際の行動を見ることが重要だ。
ちなみに、今は削除されたが、こんな議員も存在しているのだから・・・
立憲民主党政権だったなら、中国政府に倣いタリバン政権を承認していたかもしれない。
一応、浦野英樹氏の説明も掲載しておく。
浦野英樹オフィシャルブログ「8/17付ツイートの削除について」
「積極的に同国の安定に寄与すべきといった思いが同ツイートの背景にありました」とあるが、安定に寄与する方法が「タリバン政権の承認」というのは、言い訳としては苦しいだろう。
どちらにせよ、ツイッターという短文しか掲載できないもので安易に主張せず、ブログがあるならブログ記事として、しっかりと真意が伝わるよう丁寧に説明すればいいのだ。
今の世の中、やり方が雑、言葉の扱いが雑、上っ面しか読み取らない人が増えているのに、上っ面しか説明できないようなツイッターを使うこと自体矛盾している。



