私は、プロ野球やJリーグで有観客が実現できているので、東京オリンピックも制限はあれど有観客で問題ないという考えが基本だが、東京オリンピック無観客でもやむを得ないと考えていた。
それは、オリンピックに関係のない感染拡大までも根拠無しに「東京オリンピックが感染拡大の原因だ」、「東京オリンピックは失敗だった」と言われることを防ぐため、また、そういった雰囲気や煽りを作り出す野党や野党寄りの人たちに難癖をつけさせないために、無観客であれば東京オリンピックが悪者にされるのを少しでも緩和できるのでは?と考えたからだ。
でも、そう考えてしまったことに後悔もある。
悪く言う者がいようとも難しい事に挑み、良くも悪くも何らかの結果が出ることで、今後の対策や制限の緩和などに生かせ、対新型コロナウイルスの暮らしに進歩が得られるのではないだろうか?
野党や明らかに野党寄りの人たちは、政権与党に打撃を与えたいとか、そもそも、日本政府、日本国に成功させたくないといった、表面には出していない理由もあるだろうが、少なくとも、日本が前に進もうとしていることに対してプラス思考とは言えないし、マイナス思考をぶつけて打撃を与えようとしているのは確かだろう。
なので、建設的な主張が見当たらないのだと思う。
選手に罪はない、もしくは選手自身が自分たちに罪はないと思ってたりするみたいだけど、スポーツしかできないバカって本当に世界的にこんなにゴロゴロいるんだね。医療崩壊目前にしてオリンピックやらんだろ。
— 中野晃一 Koichi Nakano (@knakano1970) July 7, 2021
健全な身体に健全な精神が宿れば良かったのにねえ。筋肉とカネと権力の癒着は醜悪だね。
対する者を「スポーツしかできないバカ」などと誹謗中傷するなど、相手の考えを全否定するだけ。
民主主義国の国民であれば、開催を希望している人たちの意見も考えつつ、妥協点となる対案を主張するべきだろう。
妥協点を探るとか、共に話し合いながら妥協点を作るといった建設的なことなど一切なく、相手を全否定が基本で、全否定のために相手を悪く言う、蔑むといった主張ばかり。
無観客による無感動無勇気無夢な五輪が実現しますように。ナムナム。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) July 11, 2021
この人に至っては、大っぴらに人の失敗を願っているほど。
自分とは異なる考えの人たちを全否定は当然で、さらに、自分とは異なる考えの人たちがどうなろうと知ったことではないし、失敗すればいいという考えなのだろう。
こういう人たちの支持する政党が政権を握ったら、政府に従わない国民など知ったことではない、苦しめばいいという政権になるのでは?とふと思ってしまうほど醜悪だと感じた。
結局、「感染拡大するから開催反対」ではなかったということ。
日本国内に感染拡大するとは思えない無観客開催でも小田嶋氏のような失敗を願う人が存在していることからも、「何が何でも開催反対」で、自民党政権、日本政府、日本国が成功したり勢いづくことが許せない、嫌だという考えなのだと明確になったわけだ。
このことが、妥協点を探ることや、お互いの意見を取り込む建設的な議論など、最初から考えてもいない、全否定ありきだということの証明だろう。
東京オリンピック中止、延期、無観客開催というのは、日本が新型コロナウイルスに打ち負けたのではなく、日本が日本を貶めようとする勢力、その勢力によって作り出された根拠なき不安感に打ち負かされたということだ。
最近の感染者の増加はプロ野球やJリーグの有観客が原因なのですか?
プロ野球やJリーグの有観客は随分と以前から行っているが、それが今になって感染を拡大させたと言うの??
皆マスク着用で拍手だけで応援していて、それでも感染拡大するとなれば、もはや空気感染だ。
少なくとも、日本国民の現状におけるプロ野球やJリーグの観戦の仕方であれば集団感染は防げるし、これまでの実績からもそれは確かだ。
東京オリンピックも海外からの観客は無しとなり、現状のプロ野球やJリーグと同様の日本国民だけの観客であれば、プロ野球やJリーグの実績通りにオリンピック観戦でも集団感染は防げたはず。
プロ野球やJリーグの有観客はOKで、オリンピックの有観客はダメという科学的根拠は無いだろう。
プロ野球、Jリーグ、オリンピック、それぞれの観戦方法にどのような違いがあるのだろう?
むしろ、自身が応援しているチームの試合観戦より、オリンピックの試合観戦の方が冷静に観戦できるだろうし、その分、感染拡大だってより抑えられるはず。
だが、オリンピックとは関係ない感染者の増加と開催反対派の不安感を煽る工作に押され、結局、ほぼすべてを無観客にしてしまった。
我々がすべきことは、新型コロナウイルスに勝つことはもちろん、自身の不安感にも勝つことだと思う。
失敗を恐れ何もせずにいたら、何が問題なく、何が問題ありなのかが永遠に不明確なままとなり、自然にウイルス蔓延が収まるまで制限された状態で居続けなければならない。
自然にウイルス蔓延が収まる、もしくは、ワクチン接種で収まるのはいつなのか?
それすら不明確。
行動するにも限度が不明確、待つにも時期が不明確。
こんな状態の方がよほど不安だと思うが、根拠のない変な不安感に負けて、行動するうえでの限度を探ることを諦めた日本。
ワクチン接種が進んでいても再感染拡大している国も出始めている中、いつまで待てばいいのかわからない状態でただただ待つという不安感には勝てるのだろうか?
根拠なき不安感に負ける者が、期限もわからずただただ待つという不安感に勝てるとは思えない。
なので、行動するうえでの限度を知るためにチャレンジし、少しずつでも前に進むことを選択した方が良いと私は思う。