ワーワー騒ぐだけで議論ができていない日本

本当に今の日本は上っ面だけの批判ばかり!

 

「さざ波」というデータを形容しただけの上っ面の言葉にだけ噛みつき批判し、肝心なそのデータには見向きもしない。

 

肝心なデータは都合が悪かったのか、肝心なデータには一切触れず、肝心な議論には至らぬように仕向けたかのよう。

 

そんな「批判だけ」の野党やメディアとそれにまんまと煽られている国民に嘆いているのがこの記事。

 

ABEMA TIMES 「ワーワー騒ぐだけで“議論”ができていない…コロナ対策に“批判だけ”の国民とメディア」

 

 

ジャーナリストの佐々木俊尚氏が「みんな簡単に批判するが、もっと徹底的に監視しろというのか。もしそうなれば、今度は監視国家だとか言って怒るのではないか」と疑問を呈した。

そうそう、政府や役所の内情も知らないくせに、野党議員もテレビのコメンテーターも簡単に批判する。そして、その批判の責任は負わないので、過去の批判など考慮せず、平気で真逆の批判もしてしまう。

 

緊急事態宣言も水際対策も、それらが上手く行っていないとさんざん批判するが、じゃあガチガチの都市封鎖や水際対策をやったら、あんたらは拍手するのか?と。絶対しないだろうし、“なんてひどい管理社会になったんだ”と騒ぐに決まっている。そのくせ“何やってるんだ政府は、やり方が緩い、と怒る。そのタブルスタンダードが問題だ。

ダブルスタンダード、つまり、確固たる信念も無く上っ面だけの批判もどきをしているから、批判に筋が通っていないわけですよ!

 

実際のところ、罵声を飛ばし合う、批判しやすいものを批判しまくる、だから今のような事態になっているのではないか。そのことを我々国民もメディアも自覚しないといけない。

そして議論というのは理想論や建前ではなく、リスクとベネフィットのバランスを天秤にかけて、どっちに重きを置くのかを決めることだ。しかし今のメディアで行われているのは、ただワーワー騒いで何か言った気になってるだけの絶望的状況だ。

まさにその通り!もはや「批判している風」のことをしたいがために「批判もどきの雑音」を発しているだけ。

 

「批判している風」だけでよしとしているのは、「正しい批判」は状況を正しく把握し、問題点を正すにはどうすべきかを考えるなど頭を使う必要があり面倒で上っ面だけで容易にできることではないからだろう。

 

ちょこっと新聞などに目を通している程度でテレビの情報番組に出演してコメンテーターとして批判している者は、とりあえず政府批判しておけば自分が批判されることは無いだろうし、それなりにコメンテーターとして仕事をしている風に見えるからそうしているだけでは?

 

と、私は以前から思っている。

 

どうせ、自分が住む自治体の保健所の職員数すら知らないくせに、保健所の対応がどうだのと批判していたのだろう。

 

大した知識も経験も信念すらも無い者の上っ面だけの批判を真に受けるのは危険だと思いませんか?

 

そんな連中に煽られ、一緒になってワーワー騒ぎ政府・行政批判をしたところで、結局は政府・行政の足を引っ張るだけで、その影響は国民が受けることになる。

 

だって、「批判もどきの雑音」を発するだけで、改善策などの対案は発していないのだから。

 

そんなことをして得をするのは「政府に打撃を与えたい者」だけだろう。

 

日本をダメにしているのは、こういった者の上っ面だけの薄っぺらい「批判もどきの雑音」なのでは?

 

 

 

ワーワー騒ぐだけの批判ばかりの状態が日本の経済までもダメにしている

上記の記事と次のニューズウィークの記事を読んで、繋がりがあるように思えたのです。

 

ニューズウィーク日本版 「日本経済、低迷の元凶は日本人の意地悪さか 大阪大学などの研究で判明」

 

 

日本経済はバブル崩壊以降、30年にわたってほとんど成長できない状況が続いている。日本が成長できなくなった最大の理由は、経済の屋台骨だった製造業がグローバル化とIT化の波に乗り遅れ、国際競争力を失ったことである。

その通りだと思う。

 

主要諸国は、もう数十年も前から何らかの国民識別番号を導入しているのに、未だにマイナンバー制度を受け入れられず、活用できていない日本国民。

 

ドイツなどに比べ給付金の振込が遅いのも、ワクチン接種の管理が一元化できないのも、すべてこのマイナンバー制度が活用しきれていないことが原因だ。

 

にもかかわらず、国民は政府を批判するばかりで、では、マイナンバーを普及させようとすれば、情報漏洩が・・・、政府に管理されるのが・・・などと言ってこれまた批判するばかり。

 

国民識別番号という世界の常識にも、IT化にも乗り遅れているのは間違いない。

 

大阪大学社会経済研究所を中心とした研究グループによると、被験者に集団で公共財を作るゲームをしてもらったところ、日本人はアメリカ人や中国人と比較して他人の足を引っ張る行動が多いという結果が得られた。

「足を引っ張る」という言葉、先述の「ワーワー騒ぐだけで議論ができていない日本」の段にも出てきている。

 

日本では何か新しい技術やビジネスが誕生するたびに声高な批判が寄せられ、スムーズに事業を展開できないことが多い。その間に他国が一気にノウハウを蓄積し、結局は他国にお金を払ってその技術やサービスを利用する結果となる。

つい最近にもあったこと。

 

前例のない国民全員を対象にしたワクチン接種に対し、1日100万回の接種など不可能・・・、自治体の負担が・・・、予約システムに欠陥が・・・、二重予約が・・・などと批判ばかり。

 

新幹線だって目標を設定せず時速200kmが実現したわけではないし、開発者の負担なしに何となく実現できたわけでもないし、試作なしで営業開始できたわけではない。

 

なのに、今の日本は前例のない事業に対し批判ばかり。

 

容易に達成できる目標を掲げろとでも?

 

自治体の負担のないよう、緩く長期間の日程でやれと?

 

システムに欠陥がないよう、時間をかけて開発しろと?

 

そうすればそうしたで、もっと目標を高く設定して多く接種しろ、もっと短期間で早く接種しろ、とっとと予約を開始しろと批判するはずだ。

 

「ダブルスタンダード、つまり、確固たる信念も無く上っ面だけの批判もどきをしているから、批判に筋が通っていないわけですよ!」と先述の段でも書いた。

 

これでは萎縮してしまい前例のないことに立ち向かえない。

 

 

 

日本をダメにしているのは、批判もどきの雑音だ

知りもしない、できもしない、やろうともしない、アイデアもない、応援もしない、でも、文句だけは声高に言う。

 

そんな「批判もどきの雑音」を発する者が増えたことで、日本の成長は止まったのだろう。

 

そりゃそうだ、進もうとしたら文句を言われ、止まっても文句を言われ、ならどうすればいいのかは何も言わないとなれば、止まって消えるしかない。

 

成長どころか現状維持さえ困難になる。

 

 

 

自身にできもしない、自身にアイデアも無いのに人に文句ばかり言う者をどう思いますか?

 

「うるさい!黙ってろ!」と思いません?

 

それとも、そんな人と一緒になって文句を言ってしまいますか?

 

残念ながら今の日本は一緒になって文句を言うだけの人が多いのかもしれない。

 

自身にできもしない、自身にアイデアも無いのに一緒になって文句を言ったとして、解決するのですかね?

 

するわけない、人に文句を言って自身のストレスを発散しているだけの自己中心的で愚かな行動でしかない。

 

文句を言う前に知れ、できもしない、やろうともしない、アイデアも出てこないなら取り組んでいる人を応援しろ、応援もしたくないなら黙ってろ!と言いたい。

 

 

 

日本をダメにしている人と一緒になって文句を言うだけの恥ずかしい人にならぬためには、そんな「批判もどきの雑音」に煽られないよう、まずは冷静になり、「正しい批判」かどうかを見極める必要がある。

 

正しく状況・情況を把握し、正しく問題点を指摘し、その問題点を正せる対案までも用意された状態で行うのが「正しい批判」だ。

 

この条件を満たしていないものは「批判もどきの雑音」だとして批判してやればいい。