呆れるばかりの無駄な批判だ。

 

現代ビジネス 「酒は禁止、GWも自粛要請…『でも五輪はやるから』日本人はそろそろ堪忍袋の緒が切れていい」

 

 

「堪忍袋の緒が切れていい」だとさ。

 

そんなことしたところで、感染は減らぬ。むしろ、我々がさらに困るだけのこと。

 

事の本質は、どんな人がどんな風に感染していることで感染拡大になっているのか?ということ。

 

政府や行政を批判したところで、感染するか感染しないかは個人の行動次第だ。

 

正しい批判ができていないから、物事が正しい方向へ進まないのだろう。

 

 

「酒を奪うに足るだけの仕事を、政治家はしているのだろうか?」

そんなことどうでもいい!政治家が仕事をしていようがいまいが、我々は感染を防ぐよりほかない。政治家に期待するより、自身で行動する方が早いし確かだとは思いません?

 

政治家の体たらくを叩きつつ、我々は我々のためになる感染対策をやり続けるのみだ!

 

それに、酒ごときを奪われたくらいでこの世の終わりでもあるまいし騒ぐなと言いたい。この世には酒しかないのか??

 

酒でストレス発散していたなら、他のストレス発散方法を探せ!それが人間だ。

 

 

マヌケにも行政は「都市で移動せずに大人しくしている人たちから、酒という楽しみを奪う」という選択をしてしまったのである。

酒飲んで酔っ払っても飛沫をまき散らさなければ、行政だって酒に制限をかけなかっただろうよ。

 

結局は、マヌケにも酒飲んで酔っ払って飛沫をまき散らす馬鹿が存在するから、マヌケ対策として酒を制限せざるを得なくなったわけだ。

 

我々が飲食時の飛沫感染を防げるようになっていれば、飲食の制限はなかった。

 

皆が黙っている電車内ではマスクを着用し、仕事などで人と会話するときにもマスクを着用しているくせに、一番感染確率の高い飲食の時だけマスクをはずして平気で会話し、飛沫のついた食べ物を体内に取り込んでいるというマヌケがいるから、感染拡大が止まらんのだろう。

 

自分たちの行いを棚に上げ、政府・行政を悪者にして批判し、ストレス発散していても、感染拡大は抑えられない。

 

 

もちろん理屈は分かる。

 

複数人で酒を飲めば会話が弾む。会話が弾めば飛沫が飛ぶ。飛沫が飛べば新型コロナが感染する。それはそうである。だから多くの国民はあまり大人数で集まらないようにしたり、オンラインで飲み会をしたり、様々な工夫をして、会食を行わずにコミュニケーションを維持する努力を行ってきたのである。

 

しかし一方でそうした「会食の禁止」を、政治家や行政府の人たちはちゃんと守ってこなかった。

そこが事の本質だ。

 

まともな多くの国民は気を付けているが、すべての国民ではないということ。

 

1億2,400万人の国民がいて、毎日、0.00何%、現状なら0.005%弱ほどの人が感染している。

 

医療従事者や家族感染などのもらい事故的な感染を差し引き、気の緩み、行動の緩み、無謀な行動などによる感染だけなら0.005%以下になるだろう。

 

たったこれだけの割合の人達によって今こうなっているという事実をしっかりと見るべきだ。

 

気の緩み、行動の緩み、無謀な行動などによる感染の責任までも政府・行政に押し付けていても、気の緩み、行動の緩み、無謀な行動などによる感染は減らない。

 

1億2,400万人に一様に訴えかけても、多くの国民には届いても、多くの国民以外のわずかな国民には届いていないし、届いたとしても、多くの国民以外のわずかな国民が気の緩み、行動の緩み、無謀な行動などによって感染してしまう。

 

だからと言って、その多くの国民以外のわずかな国民を探し出し、直接訴えることなどできない。

 

これ以上、どうしろと?

 

むしろ、1億2,400万人もの国民がいて、感染者を0.00何%に抑えていること自体が成功なのでは?

 

まぁ、政府・行政批判をしたい者にとって、政府・行政の政策が成功なんて口が裂けても言いたくないだろう。

 

しかし、物事を客観的事実をもとに考えるなら、そういった見方もできるということだ。

 

 

 

ちなみに、イスラエルでは一時期、ワクチン接種完了した人のうち0.1%が感染していたという調査結果もある。

 

日本はワクチン接種完了状態よりも感染を抑えているとも言える。

 

そのイスラエルは、現状、ワクチン接種が世界一進んでおり、国民の6割が接種完了し、今では7日間平均で100人程の感染者数になっているが、人口900万人で1日100人だと0.001%程だ。

 

日本で換算すると1日1,200人程。この感染者数は今年2月、3月に実現している。

 

つまり、日本はワクチンなしでも、ワクチンあり、ロックダウンありのイスラエルと同様の成果を出していたということになる。

 

こういったことからも、自身のストレス発散なのか、何なのか知らぬが、政府・行政を悪者にし、批判したいがために、客観的事実を見ずに自身のストレス発散に都合の良いダメな部分だけを見て批判するというのはどうなのだろう?

 

正しい批判と言えるだろうか?

 

私は以前から、正しくない批判はただの雑音だと言っているが、さて、この記事はどうでしょうかね?

 

 

 

あっ、それと、「会食の禁止」を、政治家や行政府の人たちはちゃんと守ってこなかったからと言って、同じように行動しようものなら、自身も「会食の禁止」を守れない政治家や行政府の人たちと同レベルの人間に成り下がるということですよ。

 

政治家や行政府の人たちが守らないから我々も守らなくていいという理屈は馬鹿の理屈だ。

 

それに、先ほどの「多くの国民」が守っているのと同様に、「多くの政治家」、「多くの公務員」は決まりを守り職務に専念している。

 

一部の人の行いだけを見て、皆がそうであるかのように考えるのは浅はかだし、そういった思考が本質を見失うことにもなる。

 

実際そうでしょ?

 

多くの国民は守っているとは言っても、守っていない人も存在し、その人たちが感染しているなら、そこが感染拡大という事の本質なのに、政府・行政への批判ばかりになっている。

 

 

 

まだ言いたいことがあった。

 

あれだけ国民に向けては自粛自粛と言いながら、オリンピックの成功という自分たちの利益となる政治案件は決して自粛しようとしない。

オリンピックも結構な自粛状態だと思いますがね。

 

だって、外国からの観戦客を無しにしている。さらに、日本国内の観戦客もどうしようかと考え中だ。

 

それに、オリンピックは今すぐ開催でも、明日開催でも、来週開催でもない。

 

現状の感覚だけで7月のことを判断するのもどうかと思う。

 

それとも、7月も現状と同様だという根拠があるとでも?

 

スポーツ選手が自身の限界まで頑張るのと同様に、オリンピック開催もギリギリまで頑張るべきだと思う。

 

そうでなければ、中止となった際に選手に対し申し訳が立たない。

 

 

 

あらあら、まだまだ言いたいことが・・・

 

ワクチン行政では世界から大きく遅れをとり、未だに医療従事者の1回目の接種すら完了しておらず、経済活動を全面的に再開することができる見込みもたっていない。政治家や行政が、国民には「自粛しろ」と我慢を重ねさせながら、一方で自分たちは飲んだり食ったりやりたい放題、しかもコロナ対策もうまくいっていない。

「ワクチン行政では世界から大きく遅れをとり」って、世界って何か国を見ているの??

 

本当の意味で「世界」を見れば、日本は進んでいる方だ。

 

ワクチンの入手すら困難な国が多い中、日本が経済力、外交力でワクチンをかき集め、日本国民にせっせと接種するのは、本当に意味での「世界」を見ている私としては申し訳なく思えてしまう。

 

日本には水道もあり、手洗い用の洗剤もあり、消毒液もあり、マスクもあり、医療もあり、人口当たりの感染者数も少ないのに、感染者が多く、医療体制も脆弱で、衛生状態も良くない国々を差し置いて日本が急いでワクチン接種する必要が本当にあるのか?

 

まぁ、とっとと日本国内での接種を終えて、「世界」でのワクチン接種の支援にまわるのであれば、何とか納得もできよう。

 

「政治家や行政が、国民には『自粛しろ』と我慢を重ねさせながら、一方で自分たちは飲んだり食ったりやりたい放題」というのも、すべての政治家、すべての行政職員がそうではないし、どの集団にもダメな者は存在するのだから、「お前だって守ってないんだから偉そうなこと言うな!」みたいな子供じみた批判は無意味だ。

 

批判するなら政府・行政ではなく、政府・行政の中で守っていない人に対して直接的にしなければ何の効果も無く、結局、自身のストレス発散程度でしかない。

 

 

 

やれやれ、まーだある。

 

酒を呑むことは人間にとって決して必須ではない。酒を呑まなくても生きていける。だから感染防止のために自粛させてもいい。ということにはならない。

人間は決して必須でないことをすることに、人生の意味を見いだしたり、喜びを感じたりするのである。それを「奪う」ことの意味を、政治家たちは本当に理解しているのか。僕には疑問である。

どこの誰が、酒を呑まなくても生きていけるから感染防止のために自粛させてもいいなんて言いました?

 

酒を飲んで酔っ払うと飛沫感染対策が疎かになる者が多いから対象になったのでしょうよ!

 

皆が、酒飲んで酔っ払っても飛沫感染対策を徹底できるのであれば、規制の対象にはならんのですよ。

 

「奪う」ことになった理由をこの筆者のような人たちが本当に理解しているのか、私には疑問である。

 

飲食しても、飲酒しても、しっかりと飛沫感染対策をしていれば、今のような感染拡大には至らなかっただろう。

 

今のような感染拡大に至らなければ、飲食や飲酒が制限されることもなかっただろう。

 

酒を奪った者を恨むのではなく、酒を奪わせた者を恨むべきだろう。

 

批判すべきは、飛沫感染対策を疎かにしている者だ。

 

政府・行政は以前から「マスク会食」などの飛沫感染対策を主張している。

 

「マスク会食」を馬鹿にし、全否定し、一切取り組もうとせず、批判するだけで、対案すら考えず、結局、平気でマスクもせず、口を布などで覆わずに会話しながら飲み食いしていてこうなったわけでしょ?

 

マヌケなのはそういう連中だ。

 

この筆者も言っているではないか!

日本人が守っているのはルールやマナーではなく、その場の「空気」である。空気さえ変われば、

その通りだ!

 

「飲食中に会話する際にはマスクやハンカチなどで口を覆うのが当然だ!」という「空気」に変えていれば、今の感染再拡大は抑えられたかもしれない。

 

政府・行政にはそういった「空気」に変えるための広報を、そして、政府・行政にすべての責任を負わせ批判している者には、本当に批判すべきは誰なのか?を考え直してもらい、「飲食中に会話する際にはマスクやハンカチなどで口を覆うのが当然だ!」という「空気」になるような批判の仕方に変えるべきだ。

 

政府・行政を批判するより、直接的な原因に対し具体的な批判をした方が、より早く感染拡大を抑えられ、政府・行政による制限、自粛要請も必要なくなると思う。

 

政府・行政も守ってないからとか、酒を奪うとか、そんな幼稚な批判は、自身のストレス発散でしかない。