何とも意外だ!

 

朝日新聞は慰安婦問題を捏造、テレビ朝日は朝の情報番組で誤報や捻じ曲げた報道が多いにもかかわらず、なぜかイスラエルのワクチンの報道は他の報道機関が「0.01%」と少なく見せかけて報じているところをテレ朝newsが「0.015%」と正しい数値に寄せて報じている。

 

テレ朝news 「イスラエル、ワクチン2回接種後の陽性率0.015%」

 

 

世界最速ともいえるペースで新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるイスラエルで2回の接種の後、陽性となった人が0.015%程度にとどまったとの調査結果が明らかになりました。

 

ワクチンを2回接種して7日以上が経過した12万8600人を調べたところ、新型コロナウイルスの陽性となった人が20人にとどまる結果になりました。

 

ただ、やはり、マスコミの報道は真に受けてはいけない。

 

「陽性となった人が0.015%に程度にとどまった」、「陽性となった人が20人にとどまる」などとあるが、本当に「とどまった」と言えるのか?

 

 

 

イスラエルのワクチン2回接種後の陽性率が「0.01%」と、さも、ワクチンによって感染が抑えられたかのように報じられているが、捉え方によっては残念なデータと言えよう。

 

確かに、東京都の陽性率「8.9%」と比較すると、イスラエルのワクチン2回接種後の陽性率「0.015%」はもの凄く低く、「ワクチンは効果的だ!」、「感染予防の効果もある!」などと思ってしまう。

 

しかし、東京都の陽性率は、「症状が出ている人」、「濃厚接触者に該当する人」といった、陽性になる可能性の高い人を集めてのPCR検査なので、当然、陽性率は高くなる。

 

イスラエルでのワクチン2回接種後の12万8600人に対する検査は、感染の可能性などを考慮せず一様に検査したものなので、当然、感染しているであろう人を集めた検査より陽性率は低くなる。

 

東京都で症状の有無や濃厚接触者などを考慮せず、都民全員1,400万人を検査して陽性率が「8.9%」になるとは思えない。

 

もし、陽性率が「8.9%」であれば、124万6000人が感染者となってしまう。

 

逆に、ワクチン2回接種後の陽性率を東京都に当てはめてると、2,100人の感染者となる。

 

最近の東京都の感染者数に近くなる。

 

言い換えれば、「東京都民全員がワクチンを接種しても、2,100人の感染者が発生してしまう。」、「日本国民全員がワクチン接種しても、18,900人の感染者が発生。」ということになる。

 

それに、イスラエルでも医療従事者や高齢者といった感染リスクの高い人から接種しているので、そもそも、感染予防を徹底している人が多い人たちだ。

 

そういった人たちでさえも、ワクチンを接種後に20人が感染していたと受け取れなくもない。

 

 

 

もし、イスラエルでワクチン接種が完了した人を追跡調査し、毎回、陽性率が0.015%前後だとすると、日本国民のワクチン接種が終わったとしても、毎日東京都で2,000人前後の感染者が発生ということになる。

 

現状のイスラエルの「0.01%」という速報値だけでは、まだ、ワクチンに感染予防の効果があり、ワクチンによって感染拡大を抑えられるとは言い切れない。

 

今後の調査結果を待つしかない。

 

なので、「陽性となった人が0.015%に程度にとどまった」、「陽性となった人が20人にとどまる」などとあるが、本当に「とどまった」と言えるのか?は、まだわからないというのが現状における客観的な事実だろう。

 

ただ、ワクチン接種により重症化を防げるのは確かなようなので、医療機関の負担を軽減し医療崩壊を防ぐためにも、「発症や重症化を抑える効果」を目的としてワクチンを接種するべきだとは思う。

 

現状は、「感染拡大を抑える効果」を目的としてのワクチン接種と考えるのは、まだどうかと思う。

 

 

 

しつこく言うが、

イスラエルでワクチン接種後の12万8600人中「20人」が感染ということは、

都民全員がワクチン接種しても、1,400万人中「2,100人」が感染ということになるし、

日本国民全員がワクチン接種しても、1億2,600万人中「18,900人」が感染ということになる。(※もちろん、単純計算でしかない)

もし、これが毎日だとしたら・・・

感染拡大を抑えられたと言えるのか?

もし、この結果が初回の調査だけで、2回目、3回目と追跡調査するごとに減るなら希望が持てるが・・・

まだ、ワクチンで感染自体を防げるのか、ワクチンで感染拡大を抑えられるのかは分からない。

日本でのワクチン接種が始まるまでに分かればいいなと思う。