確か、私が小学生の頃は学校で全員がインフルエンザ予防接種をしていた。

 

調べたら、1977年から1987年までの10年間だけ、学校での集団接種を行っており、1987年以降は保護者の希望による任意の接種に変わったようだ。

 

確かに、学校で配布されたインフルエンザ予防接種についての通知を親に渡して、親が何かを記入し、それを学校に提出していたような記憶が薄っすらとあるが、途中からそうなったような・・・

 

まぁ、とにかく、学校で全員がインフルエンザの予防接種を受けていた時期があったわけだが、それでも、インフルエンザ流行による学級閉鎖がちらほらあったように記憶している。

 

つまり、予防接種と呼んでいた「ワクチン接種」をしたところで、感染を防ぐわけではなく、人によっては発熱によって学校を休むことにもなっていたというわけだ。

 

 

 

株式会社 明治の「インフルエンザ Navi」にもこのように書いてある。

 

株式会社 明治の「インフルエンザ Navi」

 

 

インフルエンザは予防接種を受けても感染することがありますが、予防接種を受けていると症状が比較的軽く、発熱も38度に達しないこともあるようです。このため、症状がインフルエンザの典型的症状ではなくても、インフルエンザに感染している可能性があり、つまりは周囲の人に感染させてしまう危険性があります。

 

やはり、感染を防ぐわけではなく、感染時の発症を防いだり、発症時の症状を軽減するものということ。

 

予防接種、ワクチン接種をしてもウイルス感染はするのだ。

 

だから、学校で全員が予防接種をしていた頃でも、インフルエンザの流行で学級閉鎖があったのだ。

 

そして、予防接種、ワクチン接種をしていても、周囲の人に感染させてしまう危険性があるということ。

 

 

 

ということは、新型コロナウイルスもワクチン接種しただけで感染拡大を抑えることはできないと考えておくべきだろう。

 

しかも、この新型コロナウイルスは無症状でも他者に感染させることがわかっている。

 

新型コロナウイルスのワクチンを接種しても感染予防策を怠れば感染してしまい、ワクチンによって症状が出なかったり、軽かったりはするが、他者に感染させる可能性を保持している状態だ。

 

そんな状態で、症状が無いから、症状が軽いからと活発に活動しようものなら・・・当然、感染者を増やすことになる。

 

このことを今からしっかりと国民に認識させておかないと、今以上に大変なことになりかねない。

 

 

 

新型コロナウイルスのワクチンを接種した人が、

 

「私はワクチンを接種したから感染しない!」などと勘違いし、マスク着用や手洗いを疎かにしようものなら、感染時の症状は軽くなるとしても感染する可能性は高まる。

 

また、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に軽い風邪のような症状が出た場合、

 

「私はワクチンを接種したから、この症状は新型コロナではなく、風邪だろう」などと勘違いし、マスク着用を徹底せずに旅行や出勤したり、外食しようものなら、そこかしこで他者に新型コロナウイルスを感染させてしまう。

 

自身はワクチン接種によって軽症だとしても、まだ全国民がワクチンを接種していなければ、中には感染で重症化する人もいるわけだ。

 

これまでの経験上、「自身が感染しないよう防ぐ」だけでなく、「他者に感染させないよう防ぐ」ことも必要なのに、ワクチン接種に対する間違った認識によって「他者に感染させないよう防ぐ」ことが疎かになれば、これまで以上に感染拡大しやすくなる。

 

新型コロナウイルスのワクチン完成で変な安心感を持つのは危険だ。

 

 

 

実際、学校で全員がインフルエンザ予防接種をしていた頃でもインフルエンザ流行による学級閉鎖があったわけだし、インフルエンザワクチンがあっても毎年インフルエンザが流行し、毎年国内で3000人ほどの死者が発生しているわけだし、そもそも、ワクチンを接種しても感染はするわけだし、感染すれば無症状でも他者に感染させてしまうのだから、

 

結局、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっても、今まで通り、マスク着用と手洗い、消毒の徹底に変わりはない。

 

もう一度言う!政府もメディアも、このことを今から国民に認識させておくべきだ。

 

 

 

新型コロナウイルスのワクチンは、ウイルスを寄せ付けないものでもなく、ウイルス感染を防ぐものでもなく、感染した際の発症や発症時の重症化を防ぐもの。

 

つまりは、感染時の「感染症」の最悪の状態を防ぐだけであり、感染予防や感染拡大を抑えるものではない。

 

ワクチンがあっても、「感染しないこと」、「感染させないこと」は必要不可欠であり、気を緩めずにし続けなければならない。

 

 

 

整理すると、

 

PCR検査は、検体を採取した時点より前の感染の有無がわかるもので、「感染する」、「感染しない」に関係は無い。

 

ワクチン接種は、感染した際の「感染症」の発症や重症化を防ぐもので、「感染」を防ぐものではなく、「感染する」、「感染しない」に関係は無い。

 

「感染する」、「感染しない」に関係するのは、マスク着用、手洗い、消毒などの感染防止策。