事の上っ面しか見ない浅はかな者は、「GoToトラベル」が感染拡大の要因だの、切っ掛けだのと言うが、もっと厳密に考えるべきだ。

 

「GoToトラベル」を停止すれば、当然、外出する人も減り、外出する人が減れば、当然、外食する人も減るので、感染者も減ってくるだろうが、本当に「GoToトラベル」が悪いのか??

 

厳密に事の詳細を見極めれば、「GoToトラベル」が問題ではなく、外出が問題でもなく、「外食時の行動」が問題なのではなかろうか?

 

 

 

以前のように、「外出自粛要請」を出せば、当然、「GoToトラベル」は停止、外出も外食も停止状態になるが、

 

外食中にマスクを着用せずに会話をすることで感染者が増えているとしたら、その部分さえ対処すればいいわけで、外出を自粛する必要もなければ、「GoToトラベル」を停止する必要も、旅行を自粛する必要もないわけだ。

 

つまり、大雑把に大きな網をかけて制限すれば、本当は問題ない部分まで制限してしまうので、もっと厳密に事の詳細を見極め、一番感染確率の高い部分や本当の原因部分を細かく対処すれば、経済的ダメージも最小限にでき、感染者も効率良く減らせるのではないか?

 

 

 

私が思うに、外出中にはマスクを着用し、手を洗うまで顔を触らぬよう徹底していれば、単に買い物に行ったり、美術館に行ったりするだけで感染するとは思えない。

 

やはり、マスクを着用しないで会話をしたり、カラオケをしたり、食事をするような場面や、マスクを着用していても、長時間至近距離で会話をしたり、換気の悪い室内に滞在するなどでの感染が多いのではと思う。

 

こういった場面での感染さえ無くすことができれば、旅行や外食を制限する必要はなくなるはずだ。

 

 

 

聞くところによると、新幹線車内でマスクを着用せずに会話する人がいたり、スーパーでマスクを着用しない人や出入口で消毒をしない人を見かけるにようにもなっているそうだ。

 

少し前までは、ソーシャルディスタンスなどと言って、会話をするにもマスクを着用し、相手との距離もしっかりと取っていたはずなのに、なぜか最近は、外食でマスクを着用せずに至近距離で会話をしている場面を多く見かけるようにもなった。

 

誰も「ソーシャルディスタンス解除」などと言ってもいないのに。

 

「GoToトラベル」だって、ソーシャルディスタンス、マスク着用、3密回避、手洗い消毒が前提のはずだ。

 

実際はどうか?

 

 

 

結局は、国民の気の緩みが一番の原因でしょ?

 

旅行が原因ではなく、「GoToトラベル」が原因でもなく、旅行の道中や目的地や外食時での行動が原因でしょ?

 

にもかかわらず、「GoToトラベル」が原因かのように批判し、停止させたり、さらに外出自粛にまで至れば、結局は国民が損をするわけでしょ?

 

バカじゃなかろうか?

 

旅行や外食をしたいなら、旅行先や食事中の感染予防をしっかりとすればいいだけのこと。

 

●外出中はマスクを着用する!

 

●外出中は手を洗うまで顔を触らない!

 

●食事中に会話するときにはマスクを着用する!

 

●3密を回避する!

 

これらさえ徹底し続けていたら、今ほど感染者が増えたりはしなかっただろうよ。

 

 

 

NHK NWES WEB 「新型コロナ 中学校生徒20人 合唱コンクールで集団感染か 兵庫」

 

 

全校生徒が参加して体育館で合唱コンクールが開かれ、集団感染が起きたクラスの生徒はほとんどがマスクをせずに歌っていたということです。

 

マスクをせずに歌っていれば、その中に感染者がいれば感染拡大するのは当然のこと。

 

いつから、マスクを着用せずにカラオケしたり、歌っても大丈夫になったの??

 

厳しく言えば、根拠も無く勝手に気を緩めちゃった結果だろう。

 

 

 

読売新聞 「医師ら20人の会食からクラスター…岩手の感染者、11月急増し累計の86%占める」

 

 

感染の広がりの元をたどると、多人数の会食に行き着くケースが多い。

中でも深刻だったのは、盛岡市大通の飲食店で起きたクラスターだ。この店では、7日に利用した医師や県職員らの感染が相次いで判明。県職員の一人はその後に宮古市の飲食店で同僚と会食。ここから同市の別の店に感染が広がった。

医師らは7日、約20人という多人数で会食していた。新型コロナに対する「緩み」があった点は否めないだろう。盛岡赤十字病院では、会食に参加した40代の男性医師が診察した患者・元患者6人が感染している。

 

飲食店で一人黙々と食べる分には感染確率は低いだろう。

 

しかし、マスクをせずに会話をしながら食事をすれば、最も感染確率が高くなる。

 

そんなこと、数か月も前から事例もあり、注意すべきこととしてわかっていたはず。

 

でも、何の根拠も無く大丈夫だろうという緩んだ考えで会食をし、会食参加者以外にまで感染を広げてしまった。

 

 

 

こんなことが全国あちこちで起きているのだろう。

 

ちなみに、上の2例は、明らかに「GoToトラベル」とは無関係だ。

 

いつまでも、「人が移動すれば感染拡大する」という考え方をしていては、いつまでも、旅行も外食もできない。

 

「人が移動した先での行動次第で感染拡大する」という考え方に変え、その行動の部分に焦点を当て対処していくべきだ。

 

なぜなら、人が移動し経済活動をしなければ人は生きていけない以上、人の移動を制限し続けるわけにはいかず、最終的な選択肢として、人が移動しつつも感染拡大しない方法を見つけ実践するより他ないからだ。

 

移動を止めて感染拡大を止める段階を卒業し、次の段階へ行きましょうよ!

 

 

 

どちらにせよ、もはや医療機関が大変な状態なのだから、年内は「GoToキャンペーン」を停止し、感染者の多い地域では外出も自粛してもらい、その間に「人が移動した先での行動次第で感染拡大する」という考えのもと、その行動をどうすべきかを考え提示し、国民に徹底してもらうよう言い聞かせてから、「GoToキャンペーン」を再開させるのが良いのではないだろうか?

 

本当は、こうなる前に、旅行先での行動、外食中の行動について気を緩めず、どのようにすべきかを国民に言い聞かせておけばよかったのだ。

 

政府は、旅行先での行動や外食時の行動についてもっと国民に念を押しておけば良かったのだ。

 

政府も政府なら、国民も国民だ。

 

どうやら、この国の国民は、政府や行政に事細かに指図されないと行動できない人が多いらしい。

 

政府に指図されないと動けないなら、政府にGPSで監視されればいいのに・・・

 

政府に素早く給付金を振り込んでもらいたいなら、政府に銀行口座を教えておけばいいのに・・・

 

政府に具体的に指示しろだの言いながら、GPSで行動を監視されたくはない。

 

政府にとっとと給付金を振り込めと言いながら、銀行口座を教えたくない。

 

もう、言動が滅茶苦茶!

 

バカじゃなかろうか?