読売新聞 「関空到着客の女性17人陽性、クラスターは出発前に発生か…陰性証明の信頼性揺らぐ」
インドネシアのジャカルタからの直行便で関西空港に到着した10~20歳代の女性17人が、入国手続き前の新型コロナウイルス検査で陽性になっていたことがわかった。全員が出発前の検査での陰性証明書を持っていた。
こうなることを前提とした「陰性証明書」でしかないということだ。
で、そんな「陰性証明書」にどれほどの意味があるのか?
そんなものを掲げたところで、ウイルスが寄り付かないわけでもあるまい。
PCR検査も「陰性証明書」も、過去の状態を証明するに過ぎず、先を保証するものではない。
ということを証明した出来事。
人間は目に見えないもの、先行きが見えないことに不安を感じる。
目に見える「陰性証明書」やPCR検査結果を得ることで、無意味でも安心感を得たいと考える臆病な生き物なのだろう。
一部の人は。
人間に必要なのは、正しい知識と不安感に負けない心、精神力ということだ。
無意味な「陰性証明書」や、むやみなPCR検査で見せかけの安心感を得るよりも、正しい知識と不安感をコントロールする方法を学ぶことの方が、よほど現実的で合理的だろうに。