蛭子能収さんが出演していたテレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が面白くて、その延長で「ローカル路線バス 陣取り対決旅」という番組も見ていたのだが・・・

 

残念なことに、どうも最近、不快に思う場面が増えていて、今回は途中でいたたまれなくなり、残り40分ほどで視聴をやめてしまった。

 

 

 

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を見ていた者としては、あくまでタクシー利用はバス路線が無い部分に限って欲しく、金額が残っているからとバス路線を無視してタクシーで陣取りしていくというのは納得できない。

 

まぁ、番組のルール上OKなので仕方のないことではあるが、番組名の「ローカル路線バス」はどこへやらと思い、興ざめしてしまうのですよ。

 

 

 

それと、「陣取り対決」なので急いでいるのはわかるが、だからとて、タクシーの運転手さんに「急いでいるので」とか、立ち寄った店の人に「急ぎで」と急かすのは、見ていて不快だ。

 

番組の都合で街の人を急かしているわけだから。

 

タクシーの運転手さんだって急かされてプレッシャーやストレスを与えられているわけだし、それによって事故発生確率だって高まるだろう。

 

飲食店の人だって、味わってもらうために作った料理を適当に早食いされ適当に感想を言われても、何ら嬉しくもないだろう。

 

バタバタと店に入り込んで、「急ぎで」などと言われてブルーベリージュースを提供して、ものの1分程度で店を後にする連中に「ありがとうございました」などと言われたところで、「ぜひ、また来てくださいね」の一言も言う気にはならないだろうよ。

 

実際、その場面を見ていて、店のおじさんは苦笑いを何とか隠しているかのような笑顔だけをしていて無言だった。

 

ちょっと失礼なのでは?

 

 

 

少なくとも、私はその場面を見ていて不快に思ったし、これ以上不快な思いをしたくないと思ったので途中で視聴をやめた。

 

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の時にも時間が無い場面はあったが、「ローカル路線バス 陣取り対決旅」ほど露骨に急かすようなことはなかったし、店の中では店側を優先というか、店を利用させてもらっているという態度がしっかりと出ていたし、急かすにも常識の範囲内だったと思う。

 

「ローカル路線バス 陣取り対決旅」では店の中でも番組内での勝ち負けが最優先という感じで、もはや常識の範囲外。

 

見ている方が、「お店の人、嫌な思いをしていないだろうか」と心配になるほど。

 

だから、見ていて不快で疲れる、よって、見るのをやめてしまった。

 

 

 

あぁ、迷惑系ユーチューバーに近付いたと言えるかもしれない。

 

もう少し、人の気持ちを考えて番組を制作した方が良いかと思う。

 

好きだった番組と似ていて期待していたので残念。