新型コロナウイルスの最近の感染拡大。

 

割合として家庭内での感染が増えているとのこと。

 

テレビのコメンテーターも、「家庭内で如何にして感染を防ぐかが重要」などと言っていたが、未だにウイルス感染を理解できていないようだ。

 

 

 

家庭内での感染を防ぐのは極めて困難。

 

食事も一緒、トイレも風呂も動線も一緒、これだけ密接に過ごす中でウイルス感染を防ぐには、家族全員が常に感染予防を意識し続け、食事も別、トイレも風呂も使用後にはその都度消毒、動線にあるドアノブや手すりもその都度消毒、家の中でも常にマスク着用でもしない限り不可能。

 

もっと言えば、家庭において換気をしたところで、家族に感染者が居れば無意味。

 

実は、家庭での換気は寒い思いをしてまでする必要はない、と言うか、したところで、上記のような徹底した感染予防策をし続けていなければ、家族間での感染は防げない。

 

「室内の換気」は不特定多数の人が出入りする場で徹底すべきことであって、食事から寝起きまで密接な状態の家庭において換気だけしていれば感染を防げるというものではない。

 

 

 

なので、家庭内での感染を防ぐことではなく、家庭内に如何にしてウイルスを持ち込まないかが重要なのだ。

 

緊急事態宣言下における外出自粛要請期間中やその後少しの間はそれに気を付けていた。

 

通勤者は家庭内での感染防止のため、通勤中も会社内でもウイルス感染に気を付け、さらには、昼食時の外食や、終業後の飲酒なども控えて頑張っていた。

 

皆が、高齢の親に感染させてはいけない、子供に感染させてはいけないと気を引き締めて過ごしていた。

 

しかし、飲食店への休業要請や時間短縮が解除されてから、「如何にしてウイルスを家庭内に持ち込まないようにするか」という意識が薄れた。

 

だから、外で新型コロナウイルスに感染し、家庭内で感染が拡大。

 

最近は「夜の街」よりも「家庭内」での感染拡大が増えているから、「家庭内」が問題かのように見えるだけのこと。

 

感染源は「家庭内」ではなく、これまで通り、家庭外での行動に変わりはない。