読売新聞 「感染学生とマスク越しに10分間話す、再検査で陽性…金沢大『クラスター』6人」

 

 

 

 

この記事には、

 

この男子学生は金沢市在住。既に感染が確認されている同大の20歳代の男子学生と15日、マスク越しに約10分間話した。

 

とある。

 

この記事を上っ面だけで安易に捉える人は、「マスクを着けて話すだけでも感染するんだ!!」と思うかもしれない。

 

しかし、マスクを着けて10分間話すだけで感染するなら、街中の立ち話程度でも感染するということになる。

 

そうであれば、既にほとんどの人が感染していなければ筋が通らない。

 

 

 

この金沢大での感染、「マスクを着けていても10分ほどの会話で感染した」と言うより、マスクは着けていたけど、着け方や話し方によっては飛沫感染の可能性も高まるし、どこかのタイミングで目を擦ってしまったとか、手洗いが不十分であれば接触感染もあり得るので、

 

「マスクを着けていても感染した」と捉えるより、「マスクを着けていても気を緩めずに、マスクの着け方、話し方、接触感染にも気を付けなければ」と捉えた方がいいだろう。

 

 

 

そしてもう一つ重要なことが記事の中にあった。

 

18日のPCR検査では陰性だったが、22日の再検査で陽性と判明した。無症状だという。

 

このことから、PCR検査はそのタイミングによっては、感染していても陰性という結果が出てしまうということ。

 

PCR検査を受け陰性という結果を受け取ったとしても、絶対に感染していないとは言い切れない。

 

なので、「陰性」という結果を感染していないことの証明書にすることはできない。

 

検体を採取した時点では「陰性」という結果になったとしても、その結果を受け取った時点はどうだか分からない。

 

なので、「陰性」という結果だとしても、それは、「陰性、かもね、今はどうだか・・・」という結果でしかないということだ。

 

そんな程度のものを掲げて「私は感染していません!」などと主張されても、むしろ、その無意味な安心感で気が緩んで感染しやすくなるのでは?