人類にとって嫌な現実。

 

新型コロナウイルスに感染しても、その抗体は数か月後には減少し、再び感染する可能性がある。

 

そんな研究結果が各国から出始めている。

 

私が一番初めに目にしたのは中国の大学での研究結果。

 

中国なので情報の信頼性を疑い、もう少し様子を見てみようと触れずに過ごしていたら、今度はスペインでも同じような研究結果が発表され、日本国内でもそれらしい話が出始めたのでこの記事を書くことに。

 

 

 

■4月16日の日テレNEWS24の記事

日テレNEWS24 「1万1000人対象に抗体検査 中国・武漢」

 

 

 

4月の記事なので、中国では落ち着いてきた頃だが、日本では緊急事態宣言期間中のこと。

 

上海の復旦大学などの研究チームが発表した論文で、軽症の感染者175人を調査し、その3割の感染者から確認された抗体の量が非常に少なかったとのこと。

 

 

 

■6月19日のNHK NEWS WEBの記事

NHK NEWS WEB 「新型コロナ 感染後の抗体 数か月後に減少 中国研究グループ」

 

 

 

中国の重慶医科大学などの研究グループで、感染しても無症状だった人37人と感染して症状が出た人37人の抗体の量の変化を調査。

 

半数の人が7割以上抗体が減少し、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量は、無症状の人の8割、症状が出た人の6割の人で減少していた。

 

しかも無症状の人の方が免疫の反応が弱い。

 

中国での研究結果では、抗体は2、3か月ほどで減り始めているとのこと。

 

 

 

■7月7日の時事通信の記事

時事通信 「新型コロナ、3カ月で抗体減少 集団免疫困難か―スペイン保健省」

 

 

 

スペイン保健省の発表によると、7万人を3か月に渡り3回抗体検査を実施したところ、1回目の抗体検査で陽性だった人の14%が3回目の抗体検査では陰性になり、最終的には7万人のうち5%しか抗体を保有していなかった。

 

 

 

■7月15日の毎日新聞の記事

毎日新聞 「韓国、コロナ抗体ほぼ確認できず 3055人検査 集団免疫「不可能」指摘」

 

 

 

韓国国内の3,055人を対象に抗体検査を実施したところ、1人しか抗体が確認されなかった。

 

 

 

これらの記事から、どうも新型コロナウイルスの抗体は3か月ほどで失われ、感染しても免疫力は得られず、再感染の可能性もあるということ。

 

ワクチン接種しても3か月しか効かない可能性があるのか・・・

 

しかもこの新型コロナウイルス、北半球、南半球、冬、夏に関係なく感染拡大していることから、季節性ではないようなので、年中無休で感染拡大すると思われる。

 

ということは、ワクチン接種を年間通じて複数回しなければならないのかもしれない。

 

全国民が年に4回とかワクチン接種をしながら生活?

 

嫌な生活様式だ。

 

 

 

まぁ、先のことを今考えても滅入るだけだ。

 

ただ、この新型コロナウイルスが今まで通りには行かないウイルスであることは分かってきた。

 

これからの時代は何事においても今まで通りには行かない時代。

 

政治も経済も地球環境もウイルスも。