「既に国内で感染爆発が起こっている!」と大した根拠も示さずにテレビで不安を煽ったかと思えば、「2週間後には東京もニューヨークのようになる」などと、これまた大都市であること、似たような人口であることという単純な根拠だけで不安を煽り、政府の対応が遅い、悪いなどと批判しまくっていたマスコミと、それにまんまと扇動された人たち。

 

マスコミは批判したいがために明確な根拠のない主張を持ち出していただけなのではなかろうか?

 

そして、そんな上っ面だけの批判にまんまと扇動、洗脳された人たちもどうかと思う。

 

危機だからこそ冷静に現状を把握し、その正しく把握した現状に対しどのように対処すべきかを考えなければならないのに、自身の不安感ばかりが先になり、その不安感やそれによるストレスを発散するかのように、根拠もなく、提案もない批判ばかりをする人たちが増えた。

 

 

 

そんな人たちには「瞑想」をおすすめしたい!

 

たまたま、最近「瞑想」についての本を読んでいただけですが、どうやら瞑想することで、頭の中を整理することができ、考えても仕方のない不安や恐怖を捨て去ることができるそうな。

 

無駄なものを捨てることによって、ストレスも減り、頭の動きが良くなり、日中の活動も効率良くなるとのこと。

 

ストレスが減るので、ストレスが要因の一つになっている病気なども防げるし、免疫力も向上するだろうとのことですよ!

 

ほんの一部のちょっとしたことだけをわざわざ取り上げて噛みつき批判するような人は、ぜひ、瞑想などで心と頭を整えてみてはどうでしょう?

 

あと、「写経」もおすすめ!

 

私は書道をしていたこともあり、たまに「写経」をするのですが、1時間ほどかけてひたすら字を綺麗に書くことだけに集中することで、頭がスッキリします。

 

 

 

話を戻すとして

 

自身の不安感や相手に対する嫌悪感から反射的に批判するのは無意味だと認識すべきだ。

 

「マスクが欲しい時に政府配布のマスクが届かない」、「給付金の申請が面倒だし振り込みが遅い」という現状を政府の責任だとして政府批判したところで、それは、上っ面だけを見て、上っ面だけを批判しているに過ぎない。

 

マスクについては、マスク供給を管理する体制を整えていなかった政府の責任もあるが、今や布製マスクを自作したり、衣料品メーカーが製造販売するなどして、マスクが手に入らない不安やストレスが減っているわけでしょ?

 

なら、政府批判に無駄にエネルギーと時間を使わないで、政府がマスク配布を決めるより先に、自作するなり、衣料品メーカーが製造販売を開始するなりすればよかったのでは?

 

ついこの前までは、使い捨てサージカルマスクのフィルターでないとウイルスの侵入は防げないから布製なんて意味ないなんて文句ばかり言っていたくせに、今はどうよ?

 

ユニクロの布製マスクの販売に大勢の人たちが並んでいるではないか。

 

挙句の果てには、メッシュ素材の布製マスクまで登場。

 

ウイルスの侵入どころか、飛沫だって通り抜けるのでは?という布製マスクにまで飛びつく有り様。

 

今でも正しく理解してるのか?と疑いたくなるが、マスクの本来の意味、重要性を正しく理解していなかった国民の不勉強さにも問題があったのではなかろうか?

 

 

 

「給付金の申請が面倒で振り込みが遅い」という批判についても、政府だけの責任にして済ますのは愚かだ。

 

他国でパソコンやスマートフォンから申請して数日後には振り込まれるのには、それなりの理由がある。

 

政府が国民を番号で管理し、その番号に銀行口座や所得などの情報をひも付けることで実現できいるわけであって、政府に番号で管理されたくない、政府に銀行口座を教えたくない、政府に所得の状況を知られたくないなどと言っているような国で実現できるわけがない。

 

政府に番号で管理されたくない、政府に銀行口座を教えたくない、政府に所得の状況を知られたくないのであれば、パソコンやスマートフォンで申請して数日中に振り込まれることを諦めるしかない。

 

自身は何もせず、覚悟もせず、勉強もせず、他国の状況も知ろうともせず、それでいて他国と違うからと政府批判し、すべてを政府の責任にして済ましたところで、結局は何も変わらんだろう。

 

政府批判する前に、他国にできて日本にできない理由を考えてみるべきだ。

 

そのうえで、何をどうすべきかという提案とセットの批判をすることで、初めて意味ある批判になるのだ。

 

 

 

そもそも、日本人は世界を知らなさ過ぎる!

 

どうせ、海外旅行しても観光客向けに綺麗に繕った上っ面しか見てこないのだろう。

 

未だに「日本は先進国」、「日本の技術は優れている」、「日本人は優秀だ」などと思っているようではダメだ。

 

そもそも、そう思った時点で成長は止まる。

 

年季の入った職人が「いやいや、私なんぞはまだまだです。」という考えでいるからこそ、成長し続けるのだろう。

 

 

 

ランキングの仕方に異論もあるが、世界大学ランキングでは以前はアジアトップだった東京大学が今や中国や韓国の大学に抜かれ、世界から注目される頻度も落ちている。

 

いつまでも東京大学に入学しただけで反射的に「すごい!」なんて思っているようでは、世界どころかアジアでも取り残されてしまうだろう。

 

日本人の日本基準での物事の見方を世界基準での見方に変えない限り、技術はあってもそれを生かせない国どころか、その技術すら衰え、その衰えにすら気付かないなんてことになりかねない。

 

日本国内では優秀かもしれないが、世界から見れば「?」と思われているかもしれない。

 

 

 

実際、欧米諸国では日本で言うマイナンバーが日本よりも数十年先に導入され、それを電子化して納税や給付などで生かしているのが常識なのに、日本ではマイナンバーをやっと数年前に導入し、未だに実社会で生かせていない。

 

欧米諸国では日本よりも先に個人情報やプライバシーという考えが発生し、既にその考えがある中で日本で言うマイナンバーを導入し、政府が国民の銀行口座や所得を管理しているわけだが、これは、政府だけの行いで達成できるものではないだろう。

 

国民が個人情報やプライバシーを考慮しつつも、マイナンバーと銀行口座をひも付けることに対し覚悟を決めたから実現できたことだ。

 

欧米よりも遅れて考えるようになり、どこまで理解しているかわからない個人情報やプライバシーばかりを盾にして、いつまでも覚悟を決めない国民相手に欧米のようなシステムなど構築できるわけがない。

 

個人情報やプライバシーというものは、どこの国の国民であってもほぼ同じようなもののはずだ。

 

名前、生年月日、家族構成、住所、銀行口座番号、年収などは、欧米諸国でも日本でも同じく個人情報として考えられているであろうに、なぜ、欧米諸国では個人情報やプライバシーという懸念材料がありながらも日本で言うマイナンバーが導入でき、社会で生かせているのか?

 

やはり、その国の国民の覚悟でしょ!

 

日本では「政府が信用できない」などと言っている者もいるが、そう考える人はどこの国にもいるはずだ。

 

それでも実現できている。

 

政府批判ばかりしていないで、世界と日本のこの違いについて考えてみるべきだ。

 

 

 

日本目線だけでなく、世界目線(環境問題を考えるには地球目線も必要だ)で日本と世界を客観視し、日本の本当の問題点について考えなければ、欧米諸国と同じようには行かないし、追いつけない。

 

明らかな事実として、日本は欧米諸国よりも20年から30年遅れて消費税を導入しているし、マイナンバーも数十年遅れで導入しているという遅れた国家なのだ。

 

政府の責任にし、政府批判をしてストレス発散するよりも、この事実を認識し正しく危機感を持つことの方が将来の日本のためになるだろう。

 

日本は決して優れた国ではない。

 

未だに欧米に追いついていない国、技術はあってもそれを生かせない国、その原因は政府だけにあるわけでなく、国民の考え方の遅れにもある。

 

ここに気付かない限り、マスクもまともに配れない、給付金の支給に何週間もかかる遅れた国のままでいることだろう。