山口県田布施町役場で、税金の徴収ミスを見つけ内部告発した職員を1人だけの部署に異動!

 

それまでの2年間で3度も異動も!

 

町長は通常の人事異動と主張しているようだが、普通に捉えれば報復人事、嫌がらせ、パワハラ、村八分でしょうな。

 

NHK NEWS WEB 「内部告発の職員が1人部署に異動 パワハラ指摘も 山口 田布施町」

 

 

 

産経新聞 「内部告発の町職員、畳の1人部屋に 山口」

 

 

 

 

地方の役所だからなのか?、この田布施町役場だけがそうなのか?・・・

 

 

 

私も東京特別区(23区)の役所に勤務していた時に、勤務時間中のパソコン不正使用を告発したことがある。

 

その時は、「勤務時間中にふざけたことしやがって!」という思いで自然に行った行為だったが、今思えばあれも「内部告発」だったのかな?

 

システムを管理していて統計資料を作成する必要もあり、各パソコンのインターネットアクセスやその通信量のデータを見ていたら、数台のパソコンだけ突出して通信量が多かったので、「あれっ?」と思い調べてみたら、やたらと勤務とは無関係のサイトへのアクセスがあり、さらに調べると、そのアクセス時刻が勤務時間中だった。

 

明らかに仕事用のパソコンを仕事時間中に仕事以外に使っている状態。

 

このことを直属の主査に報告、主査とともに係長に報告、係長が課長に報告し、課長から「さらに詳細な証拠を収集するように」と指示を受け、サーバを導入、保守しているメーカーのSEに依頼してサーバやネットワーク機器から詳細なデータを採取、それを持って課長が人事課に報告、直属の課長と人事課長が対象部署の課長と話し合い対象者に事情聴取を実施し、勤務時間中の不正使用であることが確かであると確認され、人事課によって処分が科され、当然、議会にも報告して完結している。

 

所属の主査、係長、課長と人事課長と相手方課長と、5人の管理職全員が不正に対して「隠そう」とか、「穏便に済まそう」という態度に出ず、しっかりと事を正す方向へと進んだことで、IT部門はしっかりとシステムや各パソコンを管理、監視していることが知れ渡り、その後の抑止効果にもなったと思う。

 

私の不正に対する思いと、主査、係長、課長、人事課長、相手方課長の不正に対する思いがしっかりと一致していたことで、見事にスムーズに事が運んだが、その当時は意識していなかったけど、内部告発者は私だったわけだ。

 

私よりも権限を持っている主査、係長、課長、人事課長などのどこかで、「余計な事しやがって」とか「無かったことにしよう」という人が居たら、私も納得できない人事異動をされていたかもしれない。

 

ただ、所属の主査、係長、課長については、日頃の人間関係の中でどのような考えを持っているのか、不正やミスに対してどのように対処する人なのかをある程度わかっていたので、村八分にされるかもなどと心配せずに不正を報告できた。

 

山口県田布施町役場のような状態では、村八分を心配して不正を報告できず、隠蔽するのが普通になってしまうだろう。

 

 

 

山口県田布施町で内部告発した職員は、毎日一人の職場で嫌な思いをしながら勤務していると思うが、不正を隠そうとする職員と不正を正そうとする職員どちらが町民にとって居て欲しい職員かは明白だ。

 

役場内では敵が多いかもしれないが、町内には味方が大勢いるはず。

 

良い方向へ事が進めがいいなと思う。