そりゃ、めちゃくちゃやってはいけないが、何を根拠にめちゃくちゃなのかが曖昧で、批判に満たない愚痴、ストレス発散程度の主張だ。
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターと名乗る玉川徹氏が、新型コロナウイルスの対策として4月の第1次補正予算に盛り込まれた消費喚起策「Go To キャンペーン」をめぐり、経済産業省が事務局の委託費の上限を総事業費1兆6794億円の約2割にあたる3095億円として委託先を公募していることに対し、
「そもそもGo To キャンペーンを今の段階で予算計上してやっている優先順位の理由が分からない」
と疑問を投げかけた。
今では何が問題なのか?
新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、他都道府県への移動や旅行が解禁されてから、予算を計上して準備を開始すればよいのだろうか?
旅行がOKになったら一刻も早く観光客を受け入れて経営を立て直さねばと考えている宿泊施設や観光施設に対し、「旅行OKになったからこれから準備開始するね。あと1、2か月待っててね!」でいいということか?
別に今すぐに「Go To キャンペーン」を実施する必要はないにしても、準備をしておいて何が問題なのか?
そもそも、優先順位って何?
政府は1つのことを実施している間は他のことは実施してはいけないの?
今は新型コロナウイルス対応が優先なので、防衛は停止、教育も停止、観光どころではないので、観光業への支援や振興事業の準備も停止にしろと?
何のために厚生労働省やら、経済産業省やら、防衛省やらが存在しているの?
防衛省が国を守りつつ、厚生労働省が新型コロナウイルス対策を実施し、経済産業省が経済支援を実施し、今後の経済振興のための事業を準備するのが国として間違っているやり方なの?
「収束後なんでしょ? いつ収束するか分からないんです、まだ。現在進行形ですよ世界中が」
実施は収束後すぐに、早ければ早いほど観光業界はありがたいことでしょうよ!
収束後から準備を開始して1、2か月のタイムラグをわざわざ生じさせる意味がわからない。
それに、「Go To キャンペーン」は外国人向けのものではなく、国内向けのものだ。
他国が現在進行形であっても、日本国内が問題ないなら生活のためにも経済を動かさなければならない。
イタリアでは今でも日本以上に連日感染者が発生しているのに、外国人観光客の受け入れを再開するらしいではないか。
まぁ、それはどうなのだろう?と思う面はあるが、日本以外の国々が収束するまで、日本国民は国内旅行すらするなと?
「例えばワクチンもできたし収束が見えてきたからというときにやっても十分間に合う話をなんで今、真っ先にやっているんだと」
十分間に合うのですか?観光業やそれに関連する事業者は?
世界200か国が収束するまで、日本は国の借金を増やしながら、ただただ業者を支援し続けろと?
世界200か国が収束するまで、日本国民はこれまで通りに税金を国に納めつつも、旅行はせずに静かに生きていろと?
「全国民に10万円届いたんですか?届いてないでしょ」
特別定額給付金は経済産業省の「Go To キャンペーン」担当部署の人たちが行っているの??
だったら、まずは特別定額給付金の支給を早くしてほしいところだが、違うだろ!
こんな時に建前で物事を考えてどうする!
「今年は喪中だから結婚式は来年に延期しよう」みたいな建前や形式的な考え方で政治、行政を行っていることをこれまで散々問題視しておきながら、なぜ、今、ここで、建前論を持ち出すのか?まるで筋が通っていない!
他国はまだ落ち着いていないから、国内旅行は控えましょうって?
10万円の支給がまだ終えていないから、国内旅行は控えましょうって?
まだ毎日30人、40人の感染者が出ているから、国内旅行どころかその計画や準備すら控えましょうって?
国民は収束するまで夢すら見てはいけないかのよう。
こんなところに建前や外聞を気にする必要があるか??
まるで太平洋戦争中の日本ではないか!
「贅沢は敵だ!」、「欲しがりません勝つまでは!」
それと、以前、玉川徹氏は、「Go To キャンペーン」のようなことをしなくても、コロナが収束すれば皆勝手に旅行に行きますよと言っていたが、国内が問題なくても、海外からの観光客の受け入れはさらに後になることから、国内が収束してもしばらくは以前のようにはならないからこそ、普段は旅行に行かないような人にも動いてもらうよう「Go To キャンペーン」を実施することは間違いではないと思う。
それに、実際に収入の減った私からすれば、しばらく旅行は無理だなと思っているが、「Go To キャンペーン」で割引になって、少ない予算で行けるなら旅行したいものだと思っている。
玉川徹氏のようにろくに取材も調査もせずに好き勝手なことを言って、謝罪は女性アナウンサーにさせ、テレビ朝日から毎月一定額の給料をもらっている人にはわからんかもしれんが、「収入は減ったけど、割引になって行けそうなら旅行に行きたいな・・・」と思っている人もいるだろう。
新型コロナウイルスで暗い話題ばかりの中で、ほんの少しでも気が紛れる、「旅行に行けないかもしれないけど、行けるならどこに行こうかな?」などと考えられるきっかけになるだけでも、プラス効果はあると思う。
少なくとも、全国民が「贅沢は敵だ!」、「欲しがりません勝つまでは!」などと考えているよりかは明るい社会になるだろうよ。
目には見えないものもあるのですよ!
もはや、玉川徹氏は、ただただ批判したいだけ、政府を批判して自分のストレスを発散したいだけでしかないと断定できる。
だって、「Go To キャンペーン」は外国人観光客向けではないのに、なぜ、世界を気にする必要がある?
ただただ批判したいがために急遽持ち出してきたものだから、その内容すらまともに把握も理解もしていなかったのでは?
そのうえ、今まで散々、「対応が遅い」、「給付が遅い」などと批判しておいて、本来なら今すぐにでも観光客を受け入れて経営を支えたい観光業への支援策でもある「Go To キャンペーン」だけはタイムラグが生じて対応が遅くなってもいいかのような主張。
主張や批判にまるで筋が通っていないし、批判の材料として持ち出したものすら理解に乏しい状態。
やはり、ただただ「いちゃもん」を付けたいだけとしか思えないではないか!
「政府や社会への批判」という嘘の建前を悪用し、自身のストレス発散のためにメディアやSNSを使っている愚か者がいるから、様々な問題が発生しているのではなかろうか?
最近のコメンテーターの発言やSNSでの「批判」と偽った誹謗中傷に近い投稿を見ていると、そう思えてくる。