NHK NEWS WEB 「全口座にマイナンバー登録『容認できず』共産 小池書記局長

 

日本共産党の小池書記局長、

すべての預貯金口座にマイナンバーの登録を義務づける検討を進めていることについて、共産党の小池書記局長は、個人情報保護の観点から問題があるとして容認できない

とのこと。

 

問題があるなら仕方ないか・・・

 

とも思えるが、その問題とは具体的にどのようなことなのだろう?

 

それを聞かねば、これについては何とも言えない。

 

と思いつつ読み進めると

 

共産党の小池書記局長は、記者会見で「個人の資産はもっとも機微に触れる情報で、ひも付けすること自体、個人情報保護の観点から問題がある。給付のためのひも付けならすべての口座ではなく、1つでいいはずだ」と指摘しました。

「個人の資産はもっとも機微に触れる情報で、ひも付けすること自体が問題」とのこと・・・

 

個人の資産を把握しないでどうやって税金を徴収するのだろう?

 

固定資産税は?

 

所得税は?

 

もはや国が成り立たないのでは?

 

「給付のためのひも付けなら1つの口座だけでいい」・・・

 

PCR検査に関しては世界と比較するくせに、このマイナンバーに関しては世界と比較しないのはなぜ?

 

日本で言う「マイナンバー」に相当する国民識別番号を使用している国の多くが、銀行口座開設時に国民識別番号を必要としている。

 

ざっと調べてみたら、アメリカ、韓国、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、オランダ、アイスランド、スウェーデン、カナダ、シンガポールなどなど。

 

しっかり調べればドイツ、フランス、イタリアなども同様かもしれないが、ざっと調べただけでもこれだけの主要国が銀行口座と国民識別番号をセットにしている。

 

日本国の法律に則り、正しく生活している限りにおいて、銀行口座とマイナンバーをひも付けして困ることは無いと思うが・・・

 

それに、現状でも税金を滞納したり、罰金を支払わずにいれば、銀行口座を差し押さえられるので、状況は変わらずに給付金の給付が早くなるなど便利になるだけだと思うのだが・・・

 

それと、給付金のためだけにマイナンバーと一つの銀行口座をひも付けするのは、実にもったいないシステムの使い方だと思う。

 

マイナンバーの良さを最大限に活用せず、次いつになるかわからない給付金のために使うなんて、時代に逆行した考え方だ。

 

だから、日本は韓国や台湾からも遅れるのだ。

 

現金10万円の一律給付のオンライン申請では、マイナンバーのシステムの不備が混乱を招いたと指摘したうえで「使い物にならない仕組みに金融資産までひも付けることは到底認められない」と述べました。

まぁ、確かに一度申請した人が何度も申請できてしまうのはシステム上の不備だが、今回の特別定額給付金の申請におけるシステムの不備であって、マイナンバーの不備ではないので、問題点がどこにあるのかをしっかりと見極めていただきたい。

 

それに、現状、マイナンバーを使った給付金の申請手続きが使い物にならないのは、マイナンバーと銀行口座がひも付けされておらず、紙で申請を受け付けても、マイナンバーで申請を受け付けても、そのあとは職員の手作業、目視での確認が必要だからだ。

 

一度申請した人が何度も申請できないようにしてあり、かつ、マイナンバーと銀行口座が既にひも付けされていたら、給付金の振り込みは格段に早くなったはずだ。

 

 

 

批判をするなら、「良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること。」が必要だ。

 

諸外国で給付金の支給が早かったのはなぜなのか、諸外国で国民識別番号と銀行口座をひも付けていて、なぜ、日本ではそれがダメなのかを良い所、悪い所をはっきり見分けたうえで日本共産党小池書記局長に説明してもらいたい。

 

諸外国でもはや常識的に実施されている国民識別番号と銀行口座のひも付けを今後も日本において実施しないとなれば、当然、諸外国と同じ行政サービスなどできないということになる。

 

PCR検査は諸外国とその「検査数」だけを比較して批判していたのに、マイナンバーについては諸外国と比較すらせず批判ですか?

 

やっていること、言っていることがめちゃくちゃで、まるで筋が通っていない。

 

 

 

それと、未だに理解していない人もいるようだが、「マイナンバーが漏洩したらどうするんだ!」などと批判している人がいる。

 

マイナンバーが漏洩したところで、何の役にも立たんよ。

 

マイナンバーだけで銀行口座から預金を引き出せるわけでもないし、マイナンバーだけで役所で書類を申請できるわけでもない。

 

銀行口座から預金を引き出すには、それぞれの銀行で設定した暗証番号などが必要だし、役所で書類を申請するには、本人確認が必要であり、マイナンバーだけで申請などできない。

 

そもそも、マイナンバーなんて名札、表札、自動車のナンバープレートと変わらない。

 

だって、会社勤めの人なら会社の経理部門にマイナンバーを把握されているし、個人事業主なら報酬の支払いに絡む取引業者にマイナンバーを把握されている。

 

マイナンバー自体は本人や政府、役所以外の第三者に知られたところで何ら問題は発生しない。

 

マイナンバーカードに設定した公的個人認証サービスの暗証番号などが知られない限り問題ない。

 

銀行口座については、銀行口座の暗証番号が漏れたら大問題だが、マイナンバーが知られようが、それだけで銀行口座に対しては何もできない。

 

そもそも、マイナンバーのシステムと銀行のお金の出入りを管理するシステムは繋がっていない。

 

政府が繋げたいのは、マイナンバーのシステムと銀行が持っている「その口座は誰のものなのか」というシステムだ。

 

マイナンバーのシステムから預金をどうこうできるものではない。

 

批判をするなら、「良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること。」が必要だ。

 

わーわー騒ぐ前に、お勉強をして、良い所と悪い所をはっきり見分けられるようにしましょう。