使い捨てマスクがネット上でも街中でも再び姿を現している。
3、4週間ほど前からネット上で見かけるようになり、その時が1枚50~60円ほど。
その後、街中でもドラッグストアではない店舗で販売しているのを見かけるようになり、今は1枚20円台にまで値下がりしている。
おそらく、4月中旬くらいに中国政府がマスクの輸出禁止を解除したのだろう。
しかし、ネット上でも街中のドラッグストア以外の販売でも、国内大手企業のパッケージは見かけない。
日本企業が中国工場で生産したマスクではなく、中国企業が日本向けパッケージに入れて販売といった感じだ。
日本企業が中国工場で生産したマスクと同じ品質かどうかは疑問だ。
品質はどうあれ、中国からのマスクが国内に入るようになった状態で一時停止していた政府の布製マスクの配布が再開された。
まぁ、誰もが「もっと早ければ助かったのに」、「今更もういらない」と思うだろう。
マスクが足りない、手に入らない時に、さっと家に布製マスクが届けられるというのが理想ではあったが、物事すべてがうまくいくわけではない。
だからといって、「もういらない」、「届いたら捨てる」、「配布なんか中止しろ」などと批判している者は何なのだろう??
自分の都合だけで主張するな!
世の中、お前だけのために成り立っているわけではない!と言いたい。
人によっては、店に買いに行くことが困難な人もいる、ネットで買い物ができない人もいる、自分でマスクを作れない人もいる、自分に必要ないからといって批判したり中止しろだのと主張するのは、あまりに乱暴だ。
もし、世の中を広く見渡すことのない、このような乱暴な主張をするような人が政治家だったりしたら、実に恐ろしいことだ。
一部の人の意見、一部の人の状態だけを見聞きして政策を決めてしまうということなのだから。
誰とは言いませんがね。
そもそも、このような乱暴な主張をする者どもは今まで何を経験し、その経験から何を学んだのだろう?
今後は何があってもマスクの供給が断たれることは無いとでも思っているのだろうか?
その根拠はあるのだろうか?
実に浅はかで危機意識が低すぎて危機管理がなっていない。
今、使い捨てマスクがネット上でも街中でも見かけられるようになったのは、中国政府が輸出禁止を解除したからに過ぎない。
日本国内だけの生産で十分な供給ができているわけではない。
ピークを迎え過ぎつつある欧米諸国や終息かのような中国で再び爆発的感染拡大となれば、再び使い捨てマスクが手に入らなくなるだろう。
それに、今国内で出回っている使い捨てマスクは信頼できる品質なのだろうか?
品質の悪いものを除いたら、やっぱり足りないなんてことにならねばいいが・・・
さらに、日本は災害が多い国だ。
東日本大震災の時は被災地があちこちで孤立し、物資の供給がままならなかった。
避難所でインフルエンザや風邪の蔓延を防ぐにはマスクが必須だが、災害時用の備蓄があったとしても、その物資の運搬ができなければ手元に届かないし、人口の多い都市部では全員に行き渡らない可能性もある。
手元に届かないことを想定して、手元に持っておくのは危機管理上当然のことだ。
防災グッズの一つとして、政府が配布する布製マスクを入れておいて損はないだろう。
既に防災グッズにマスクがあったとしても、布製マスク2枚で急激に重くなるわけではないので足しておけばいい。
多くの国民が防災グッズの一つとして布製マスクを保有するようになると考えれば、実に良いことではないか!
国全体で危機管理体制がわずかでも強化されるわけだ。
なぜ、「捨てる」とか、「途中で配布をやめろ」といったマイナス思考、短絡的な思考しかできないのか?
なぜ、様々な状況下の人のこと、今だけでなく今後のことを考えず、自分の都合や現状だけを見るという上っ面だけの浅はかな考えで主張、批判をするのか?
自分の都合だけを優先し、現状だけで判断し、今後を予測もせず主張、批判するような人間は、当たり前だが、政治家になんて絶対になってはいけない。
誰とは言いませんがね。
今だけを考えている人は、「今頃布製マスクを配布しても意味ない」と考え、捨てるだの配布を中止しろだの言うのだろう。
今だけでなく今後も含めて危機管理について考える人は、「今後のことも考えたら配布して損はない」と考えるだろう。
安倍政権をただただ批判したいという自己都合ばかりを考えている人だったり、今現在の状態だけという目先のことだけで物事を考える人かどうかが、政府配布の布製マスクに対する批判の仕方でわかるというわけだ。
自己中心的で目先のことしか考えないって・・・・・普通に考えたら嫌な人、お付き合いしたくない人だと思うが、自身で積極的にそういう人間になりたいのだろうか?
結局、政府の布製マスク配布にどれだけの費用がかかるのかぼやけてしまったが、台風、地震、津波などなど災害の多い日本においては誰もが被災者になり得るのだから、誰もが防災グッズに布製マスクを入れておいて損はないし、そのための費用と考えれば無駄な費用にはならない。
しかし、安倍政権が嫌いだからとか、今はもう必要ないからと捨ててしまえば、費用は無駄になるということだ。
費用を無駄にするかしないかは、政府だけの問題ではなく、国民の考え、行動次第でもあるということ。
今必要ないからと捨ててしまえば、費用は無駄になる。
今後の災害時のためにと防災グッズに加えておけば、費用は無駄にならない。
どちらが利口な判断かは明白だ。
何でも目くじらを立てて批判せずプラス思考で考えた方が、ストレスも減り免疫力がアップするだけでなく、費用を無駄にすることも防げますよ!
マイナス思考では何事においても損することが多いのでは?私見ですが。
ちなみに、配布時期やその方法について理想と異なるのは様々な要因がありやむを得ないとして、布製マスクを配布するという政策については、シンガポールやフランスなど他国でも実施していることからも間違ったことではないだろう。
費用についても布製マスク1枚あたりの金額が不当に高いものでもないので問題ないと思う。
業者選定については、正しく入札などが行われていたなら当然問題ないが、難癖をつけるのではなく、確かな何らかの問題があるのなら正すべきだ。
検品費用については、納入業者に検品も含めて依頼するのか、納入後に改めて別途検品するのかの違いもあるので、検品費用を業者に出させる、国が出すという問題については契約内容をしっかりと理解したうえで主張なり批判なりをすべきだろう。
私は目先だけ、上っ面だけで批判したくないので、不勉強で見えていない部分には首を突っ込まない。