新型コロナウイルス対策専門家会議の分析、提言が発表されたが、どうやら、まだ良い方向へ進んでいるとは言えない状況のようだ。
これまでの事態に対し、どうにか最悪の状態を回避しつつ今に至っているだけで、依然として油断できない状態という見解。
振り返ると、中国からのチャーター機の対応が終わりそうになったら、クルーズ船の対応でさらに大変な状況になり、クルーズ船対応がどうにか進んだかと思ったら、今度は国内でクラスターが発生、クラスターになる危険性が理解できた頃に、今度は海外からの帰国者の感染が増加と、次から次へと様々な問題が起こってきた。
次は何が起きるのだろう?
このように先が見えない状況で自粛要請が継続となるわけだが、この長引く自粛要請に対し、コメンテーターやら一般人など様々な人から文句がたらたらと出ている。
世界を見てくださいな。
日本のクルーズ船対応を他人事のように見ていた欧米諸国が今どうなっていますか?
イタリア、フランス、スペインなどは「不要不急の外出、集まりの自粛を要請」ではなく、「外出禁止」です。
「換気の悪い施設の営業自粛の要請」ではなく、「生活必需品を取り扱う店以外の営業を禁止」ですぞ!
欧米に比べたら日本はまだ「自粛の要請」であり、「禁止」ではない。
街を歩いていて警官に「外出禁止だから家に帰りなさい!」などと言われることはない。
自粛要請にイライラするのもわかるが、欧米諸国に比べたらまだ自由は確保できているし、ちょっとの油断が今の欧米諸国のような事態に至ることを考えたら、自粛要請程度は我慢した方がお得ではありませんか?
日本のクルーズ船対応や日本国内での感染拡大に対し、WHOからも、欧米諸国からもダメ出しをされ、一部の人たちから差別的な扱いまでもされていたが、
まるで他人事のように批判していた欧米諸国が、いつしか当事者となり、あっという間に今のような事態に陥ってしまった。
日本も、政府の自粛要請にイライラし油断していたら、あっという間に欧米諸国のような状態に、なんてことにならぬようにせねば。
再び欧米諸国から批判を浴びるような、恥ずかしい過ち、ミスを犯してはならない。
「自粛要請」に文句を言ってられるのはまだましだ。
「自粛要請」が中国や欧米諸国のように「禁止」にならぬよう、引き続き頑張らねば。
この状態から収束に持ち込めれば、効率的、効果的な対応をした国となるだろうが、果たしてどうなることか・・・