危機感を正しい行動へ向かわせず、不安感から逃れようと間違った行動へ向かう。

 

自身だけでもデマによる不安感から逃れようと、トイレットペーパーを買い溜めするという間違った行動。

 

自身の根拠なき疑いという不安感から逃れようと、中国に渡航したわけでもなく、感染者と接触したわけでもないのにウイルス検査を受けようとする間違った行動。

 

どちらも、危機感に対する正しい行動とは言えない。

 

 

 

自身の精神力の弱さである自分勝手な不安感のせいで、必要な人にトイレットペーパーが行き渡らなかったり、必要な人にウイルス検査と適切な医療が行き渡らなくなってしまう。

 

野党やマスコミはしきりに「希望者にウイルス検査しろ!」と主張しているが、自分勝手な不安感から逃れようとする人が殺到した場合、トイレットペーパーが無くなるのと同じように、医療機関も適切な対処ができなくなってしまうだろう。

 

野党やマスコミは、マスクやトイレットペーパーが必要な人に行き渡らなくなったのと同じように、医療も必要な人に行き渡らなくなればいいと考えているのだろうか?

 

下衆の勘繰りをするならば、中国、韓国寄りの野党やマスコミは、日本の医療崩壊を望んでいるのではないか?、中国と韓国の感染者数を目立たなくするために、日本の感染者数を増やしたいのではないか?と考えてしまう。

 

 

 

日本がすべきは、医療崩壊を防ぎつつ感染拡大を抑えることだ。

 

自分勝手な不安感払拭のためにウイルス検査をしたところで、そもそも感染拡大は防げないし、トイレットペーパーやマスクが必要な人に行き渡らなくなるのと同じように医療崩壊を招いてしまうだけだ。

 

現状、ウイルス検査を受ける前の段階で他者に感染させているわけだし、ウイルス検査自体が100%の精度ではないのに、希望者にウイルス検査をさせればいいというその「根拠」は何なのか?

 

希望者全員にウイルス検査して、これ以上の感染拡大を防げるその「根拠」を教えて欲しい。

 

韓国やイタリアのように死者数が増えるだけだと思うが。

 

 

 

そもそも、新型コロナウイルスに感染しても無症状の人も多い、軽症者も多い、ウイルス検査自体も不確かで、検査をしている度合いも国によってまちまちなのだから、データを見るうえで「感染者数」に拘る意味は無い。

 

あやふやな「感染者数」よりも、より確かな「死者数」に注目すべきだ。

 

日本でも重症化している患者の場合はウイルス検査をして、原因となっているウイルスを特定するので、新型コロナウイルスによる死者数は確かなものだ。

 

この新型コロナウイルスによる「死者数」を見ると、

 

参照データにより若干の違いがあるだろうが、3月6日あたりで概ね以下のようになっている。

 

カッコ内の数字は感染者数。

 

中国:3,012人(80,552人)

 

イタリア:148人(3,858人)

 

イラン:107人(3,513人)

 

韓国:40人(6,284人)

 

アメリカ:9人(233人)

 

日本:6人(360人)

 

フランス:6人(423人)

 

イギリス:1人(116人)

 

ドイツ:0人(545人)

 

 

 

イタリアや韓国のように片っ端からウイルス検査をしている国は、当然、感染者数が多くなる。

 

感染者が多くても死者数が少なく抑えられていればいいが、イタリアが148人、韓国が40人と、日本よりも後に感染拡大した国々の死者数があっという間に日本を超えてしまっている。

 

日本はここしばらく6人という死者数は変わっていない。

 

現状を正しく見ると、片っ端からウイルス検査をしていても感染拡大は止まっていないし、死者数を抑えることもできていない。

 

この違いは何か?

 

片っ端からウイルス検査していても、必要な人に対し必要な医療を施すことができていないからでは?

 

日本は必要な人に対し的確にウイルス検査を行い、必要な人に対し必要な医療を施せている状態なのだろう。

 

日本においては、あとは国民個人個人の行動次第ということだ。

 

普段なら発熱や咳で学校や会社を休んだりはしないかもしれないが、今は、咳だけでも休むべきだし、ウイルス検査で陽性反応が出たにもかかわらず飲食店で食事をするなんて行動を慎むべきだろう。

 

日本のウイルス検査や重症者に対する医療は的確に行われている。

 

あとは国民の行動で感染拡大を抑えるしかない。

 

 

 

死者数の増加を抑えている日本の対応のどこに問題があるというのだろう?

 

野党やマスコミは、日本の感染者数が中国や韓国のように増えないことに不満でもあるのだろうか?

 

必要な人に必要な医療を施せている現状において、何が問題なのか、その問題点と根拠を明確に示してもらいたい。