形式や上っ面ばかりに拘る連中は相変わらず「満員電車はいいのか!?」などと子どものように文句を言っている。
そりゃ、すべてを規制できるならしたいというのが政府の本音だろう。
「今できる範囲でできる限りのことをしましょう」という中身を理解していない。
ふと思ったが、そもそも、満員電車でマスクを外してペチャクチャ会話している人っているだろうか?
通勤時間帯の満員電車で同僚と一緒になったとしても、満員状態の車内でペチャクチャ会話って・・・
よほどの非常識人間でない限りしないだろう。
満員電車内では、皆静かにスマホを見ているか、新聞や本を読んでいる。
それに、満員電車で食事をする人もいないだろう。
実は、マスクをせずに咳やくしゃみをする人でもいない限り、満員電車内のその場、その時に直接的な感染をする人は少ないのではと思う。
直接顔に飛沫がかかり、それをぬぐったときに目、鼻、口に触れたり、細かい飛沫を吸い込んでしまうような状況さえ無ければ、満員電車に乗車しただけで感染する可能性は低いと思う。
要は、満員電車から降りた後の自分の行動次第なのでは?
吊り革や手すりを触っただけでは感染はせず、その手で顔を触ることによって感染するのだから、手を洗うまでは顔を触らないよう自身で徹底していれば感染はしない。
私個人も、睡眠時間が連日3時間程度、一人暮らしで食生活も不十分という免疫力が完璧とは言えない状況で、インフルエンザが流行している時期に今ほどマスクもせずに満員電車で都内まで通勤していたが、感染したことはない。
満員電車内で直接感染するならば、今頃、もっと感染者が増えているだろうし、報道されるような明らかな感染状態になっている人も爆発的に増えているはずだ。
体内にウイルスを入れてしまうかどうかが問題であって、単純に人が集まる場所に行ったかどうかが問題なのではない。
今、集団感染が明らかになっている場所は、マスクをせずに積極的に呼吸をするような場所だろう。
ライブハウスでマスクをして直立不動でじっと立っているだけなら感染の確率は低いだろうが、そんな人はいないだろう。
スポーツジムでマスクをして静かに過ごすなんて人もいないだろう。
卓球クラブでマスクをして呼吸を乱さずに卓球する人もいないだろう。
マスクをしない状態で、人と会話したり、運動をして激しい呼吸をしたりするような場所と、どうしてもマスクを外して外部のものを体内に入れなければならない食事の時に、感染の確率が高まってしまうのだろう。
そういうことからすれば、図書館や映画館など、基本、会話をしない場所、運動をしない場所、マスクをしていても問題ない場所は、出入りの際の手洗い・消毒の徹底、マスク着用の徹底、館内での飲食禁止、一定時間毎の換気、トイレ清掃の頻度を上げ、トイレ出入りの際の手洗い・消毒も徹底するならば、集団感染は防げると思う。
なので、図書館や映画館まで一律に休館するのはどうなの?と思う。
まぁ、もし万が一、そういった場での感染者が発生しようものなら、社会からもの凄い批判を浴びると考えると、やめておこうとなってしまうのだろう。
とにかく、新型コロナウイルスは、人が集まっただけで感染するわけではなく、目、鼻、口などの粘膜から体内に入り込み感染するのだから、「満員電車=感染する」と単純、短絡的に捉え「満員電車はいいのか!?」などとケチをつけるのは幼稚な発想だ。
人混みを避けていても、たまたまウイルスの付着した部分を触った手で目をこすれば感染するだろうし、満員電車に乗っていても、手を洗うまでは顔を触らないよう徹底していれば感染しないだろうし、といった具合なのだから、形式にとらわれず、感染の仕方という事の本質をしっかりと理解し対処していれば防げるものだと認識してほしい。