森友学園、加計学園、そして今話題の「桜を見る会」問題でもそうなのだが、

 

省庁内で管理していたデータや文書を廃棄したのに、別の所から文書のコピーが出て来たり、ハードディスクのデータを復元すれば証拠が出てくるなどと言っていたりする。

 

それって、情報管理、文書管理としては失格でしょ!

 

本来、地方自治体でもそうだが、公文書や個人情報が記載された文書は、一切外部に漏れてはいけないものだし、コピーするなどあってはならないものだ。

 

役所で個人情報などの重要な情報を漏らそうものなら事件となり、逮捕されることにもなる。

 

本来なら、厳重に管理し、外部へは一切漏らさず、処分する際は復元不可能なように溶解処理したりするものだ。

 

シュレッダーは頑張れば復元可能だが、紙を完全に溶かしてしまう溶解処理は端切れすら無くなるので、復元は不可能。

 

パソコンのデータも、最終的には復元不可能なようにデータ消去ソフトを使用したり、物理的に破壊したりする。

 

厳重なデータであれば、日常の使用中であっても復元不可能なデータ消去をしながらパソコンを使うものだ。

 

つまり、役所や中央官庁において、あちこちからコピーが出て来たり、パソコンのハードディスクから簡単にデータを復元できてしまうというのは、公務員、官僚として当然できていなければならない情報管理がしっかりとできていないということ。

 

国会で当たり前のように「ハードディスクには残ってるでしょ?」などと話しているようでは、この国の情報管理の甘さを世界に知らせているようなもの。

 

むしろ、ハードディスクからデータを復元できてしまうような情報管理を問題視するくらいでなければ、本来はおかしい。

 

ということに気付かない日本の国会議員のレベルの低さ・・・

 

パソコンやサーバの管理、そのデータ管理をしていた者としては、コピーが存在したり、簡単に破棄したはずのデータが復元できてしまうという中央官庁の情報管理に驚きだ!