千葉県の台風被害に対する県庁の対応。

 

報道を見ていて、何となく千葉県、千葉県知事が目立っていないなとは感じていました。

 

このような感覚的なことも結構当てになるものです。

 

 

 

千葉県が災害対策本部を設置したのは、なんと、台風直撃の翌日!

 

台風が去った翌日に災害対策本部を設置して、そこから情報収集を開始ですか??

 

気象庁が何度も注意喚起をするほど、これまでにないような台風が直撃するとわかっていながら、翌日から行動開始とは。

 

私が県知事なら、気象庁の情報から考えて台風が直撃する前日から災害対策本部を設置して、リアルタイムな情報収集ができる体制を取っておく。

 

森田知事の考え、判断は実に甘く遅い!

 

何かが起きてから動き出すつもりだったのだろうか?

 

何かが起きる前に動くという考えは無かったのだろうか?

 

 

 

埼玉県でも似たようなことがあった。

 

2014年に大雪が降り、秩父地域へ通じる国道140号と国道299号が通行不能となり、秩父地域が孤立。

 

この時も気象庁の情報で大雪が降ることは事前にわかっていた。

 

しかし、当時の上田清司埼玉県知事は、事前に何の対策も取らなかった。

 

気象庁の情報通りに大雪が降り積もり、主要道路、鉄道が遮断され孤立状態となった秩父市の市長が自衛隊派遣を県に要請するも、県の動きが遅く、秩父市長は大変な思いをした。

 

私が埼玉県知事なら事前に新潟県に支援を要請しただろう。

 

関越自動車道の花園インターから国道140号の除雪を行い、国道140号の通行を確保。

 

圏央道の狭山日高インターから国道299号の除雪を行い、国道299号の通行を確保。

 

最低限、これだけでも行っていれば、秩父地域が孤立することなく、自衛隊の救助活動も即時に実行できたはずだ。

 

ちなみに、この時の豪雪災害の時に新潟県では目立った被害は発生していない。

 

そもそも、埼玉県には新潟県で使っているような大型の除雪車両すら配備されていないのではなかろうか?

 

だったらなおさら、新潟県に支援を要請しておくべきだっただろう。

 

 

 

千葉県も埼玉県も、事前に気象庁が厳重警戒するよう注意喚起していたのに、事前に何もしなかった。

 

首都圏の災害に対する考え方が甘いのか、機転の利かない人が県知事になってしまったことが悪かったのか・・・

 

両方ですな!

 

お役所がお役所仕事をするのはある意味仕方のないことだが、県知事までもがお役所仕事しかできないようでは、県知事なんぞいる意味がない!

 

 

 

前例の無いことはなかなか実行しないお役所だが、2014年の豪雪災害の前例がありながらも結局お役所は何も実行できない。

 

なぜ、前例の無いことができないお役所は、前例があってもできないのか?

 

入庁してから学ぶ意識、成長する意識に欠けているからでしょう。

 

大学卒業したら学歴はそこで終了、役所に入庁してからは昇進試験のお勉強だけして給与アップを狙う。

 

こんな職員ばかりでは、地域住民を守るための勉強なんぞまったくしていないことでしょう。

 

その証拠に、自治体には防災の専門家がいない。

 

毎年のように災害が発生し、前例が数多くあるにもかかわらず、その前例に教わらない。

 

そのくせ、前例のないことはやらないって、まるで筋が通っていない。