テレビ朝日のモーニングショー。

 

私個人の客観的な印象ですが、いつも何となく日本政府批判が多い気がするコメンテーターの青木理氏。

 

韓国が日本をホワイト国から除外した件について、「日本が仕掛けたこと」と発言したことに、「えっ!?」と思ってしまったのは変でしょうかね?

 

青木理氏からすれば、日本政府が徴用工判決などに対する報復として韓国をホワイト国から除外したと見えるのでしょうが。

 

それにしても、日韓基本条約、日韓請求権協定、従軍慰安婦の日韓合意などがありながら、それら決め事を守らず、日韓合意に至っては韓国の都合で勝手に破棄、日本の10億円で設立した「和解・いやし財団」も5億円を残し解散させたことから始まっていることが、

 

青木理氏から見ると、「日本が仕掛けたこと」という見え方になるのかぁ・・・

 

 

 

韓国政府による日韓基本条約の軽視、日韓請求権協定の無視、従軍慰安婦についての日韓合意の一方的破棄という事の根源を考慮せずに、日本政府が報復の意味だけで韓国をホワイト国から除外したと捉えない限り、「日本が仕掛けたこと」などという発想にはならないと思う。

 

このことから、青木理氏は、物事を部分的にしか見ていない、非常に視野の狭い人物と推察できる。もしくは、自分の都合に合わせて物事を見ている自己中心的な人物?

 

また、事の経緯を考慮せず、何を根拠にしているか明確にもせず、勝手に日本政府の韓国ホワイト国除外を「報復」と捉えていることから、ただ単に日本政府を批判したいだけという、中立でも客観的でもない状態からの偏った主張をする人物と推察できる。

 

韓国との問題においてよく耳にする「正しい歴史認識」とやらを青木理氏には持ってもらいたい。

 

まぁ、歴史と呼べるほど昔の話ではない。

 

従軍慰安婦の日韓合意は2015年末頃だから今から3年半ほど前の話だ。

 

青木理氏が「正しい歴史認識」なんて必要ないと思っているなら仕方のない話だが、必要あると思っているなら、今から半世紀ほど前の日韓基本条約、日韓請求権協定の内容を正しく理解、把握し、ほんの3年半前の日韓合意が韓国によって今どうなっているのかという現実も正しく認識すべきだろう。

 

そのうえで、日本政府が、過去数年間に渡る韓国による戦略物資の管理に問題があることを理由に韓国をホワイト国から除外したことが、現状の韓国に合わせた日本の正しい対応なのか、韓国を無視した日本の勝手な報復なのかを考えていただきたい。

 

「日本が韓国をホワイト国から除外した」部分から考えるのではなく、日韓基本条約を締結した時点から今に至る約半世紀の間の出来事を客観的に捉えながら今の問題を考えるべきだ。

 

そうすれば、今回、韓国政府が日本をホワイト国から除外したことに対し、「日本が仕掛けたこと」などという発想、発言には至らない、至れないはずだ。

 

 

 

日韓基本条約や日韓請求権協定は当時の日本政府と韓国政府が話し合い決めたこと。

 

そこから始まり、日本政府は賠償金を支払い、長年韓国に対し経済援助、技術支援をし続け、少なくとも日本政府と韓国政府との間で決めた約束事を日本政府が一方的、恣意的に破棄したり、無視したことはないというのが正しい歴史認識のはずだ。

 

では韓国政府はどうだったか。

 

日本政府と韓国政府との間で決めた約束事を守っているのか?

 

日韓合意の破棄や「和解・いやし財団」の解散も、日本政府と韓国政府との間で決めたことなのでしょうか?

 

日本の首相や韓国の大統領が交代するのは当然のことであり、それを前提に物事は成り立っているはずなので、日本政府と韓国政府とで決めたことは、日本の首相や韓国の大統領が交代しても基本は不変であるべきだが、

 

韓国政府は大統領が交代すると、以前の約束は無効だと主張を始める。

 

1965年の日韓基本条約締結以降、今に至るまで、日韓関係が改善と悪化を繰り返す原因は、大統領交代を理由に過去の約束を軽視し破棄する韓国政府の対応にあるとは思わないだろうか?

 

 

 

1965年の日韓基本条約締結以降、日本が韓国に対してしてきたことを年表形式ですべて書き出してほしい。

 

日本が韓国に対して行ってきたことが原因で日韓関係が悪化したことなどないことがわかるはずだ。

 

むしろ、その年表を見た他国からすれば、日本にこれだけのことをしてもらいながら、なぜ、韓国政府は日本政府を批判するのか理解できないという声が出てくるかもしれない。

 

 

 

青木理氏についても、1965年以降日本政府と韓国政府が何を約束したのか、日本政府は韓国に対し何をしてきたのか、それらに対し、韓国政府は約束をどうしたのか、韓国政府は日本に対し何をしてきたのかという客観的事実を基に今を見るのが「正しい歴史認識」を持った「正しいジャーナリスト」であると認識してもらいたい。それとも、「日本政府憎し」を根源に物事を見るのが正しいジャーナリストと言うのですか?

 

偏ったところから物事を見れば、見るものすべてが偏るに決まっているではないか!

 

誰もが捻じ曲げられない客観的事実を基本に物事を見ていくべきだ。

 

そうであれば、「日本が仕掛けたこと」などという発想、発言には至らない。

 

最近話題になった憲法21条表現の自由があるので、何を発言しようが許されるだろうが、客観的事実やこれまでの経緯をもとに考えればそのような発言にはならないし、そうであることが正しいジャーナリストの最低条件だろう。