韓国で戦略物資の不正密輸が4年間で156件摘発されていたという事実。

 

これは韓国政府自身が自信満々に公表したので間違いありません。

 

韓国政府の言い分は、「これほど摘発しているのだから適正に管理できている」というもの。

 

思わず笑ってしまった。

 

その摘発とは、事前に防いだものなのか、密輸した後で発覚し摘発されたものなのかによっても意味が異なるし、そもそも、4年間で156件も密輸しようとする状態があるだけで、安全保障上の危険性が高いわけでしょ!と突っ込みたくなる。

 

挙句の果てに、朝鮮日報の記事によると、韓国産業通商資源部関係者が、「摘発されたのは日本製ではなく、韓国製や中国製だ」どとも言っているらしい。

 

いやいやいや、軍事転用できるものの密輸がダメなのであって、日本製でなければOKという問題ではないでしょ!と突っ込みたくなる。

 

韓国政府は事の本質がまるで理解できていない。

 

摘発件数や日本製かどうかが問題ではない。

 

密輸しようとする状態があることが問題なのであり、だからこそ、日本からの輸出の時点でしっかりと調査するために、ホワイト国からの除外をしようとしているわけだ。

 

 

 

それと、最近日本に対しての発言が少なかった北朝鮮が、この件についてやたらと口を出している。

 

当然、日本から北朝鮮へフッ化水素などは輸出されていないし、本来なら、韓国からも日本製フッ化水素などが北朝鮮に行き渡ることなどなく、北朝鮮にとっては無関係の問題なのに、なぜ、北朝鮮が口を挟んでくるのか理解できない。

 

理解するとなると、韓国への輸出が制限されると、北朝鮮に行き渡らなくなるから?としか考えられない。

 

北朝鮮自身が、密輸を証明しているようなものでしょ。

 

 

 

しかし、実に滑稽だ。

 

実際に輸出禁止にしたわけでも、輸出停止したわけでも、輸出制限したわけでもないのに、韓国のみならず、北朝鮮までもがこれほど過激に反応するなんて。

 

よほど核心を突かれたのだろう。

 

まぁ、これに関しては日本のメディアも勉強不足を露呈した。

 

正しくは経済産業省の事務手続き見直しに過ぎないのに、当初、輸出制限などと報じていたメディアが多かった。

 

この一件からも、報道を鵜呑みにしてはいけないことがよくわかる。