新潟県知事選挙での野党側の応援演説にて、自称評論家の佐高信氏が、

安倍晋三は拉致問題を食い物にして首相になり、無責任なことやってる。本当に拉致問題を解決したいなら平壌に乗り込め。そして帰ってくるな

と絶叫したそうだ。

 

なぜ、「帰ってくるな」などと公の場において叫ぶことができるのか、何様のつもりなのか甚だ疑問だ。

 

まともな人の発言とは思えない。

 

さらに、その発言に対し、聴衆から「そうだ」などと声が上がったらしいが、自分たちの考え方や発言に異様さを感じないのだろうか?

 

自分たちの考えや思想に合わない人は、日本から出ていけ、二度と帰ってくるなと主張しているのと同じことだ。

 

野党やその支持者は、このようなヘイトスピーチを容認するということでよいのか?

 

安倍首相、安倍政権が憎いあまり、自分たちの行き過ぎた言動やその異様さに気付かないというのは、実に恐ろしい状態ではなかろうか?

 

関東大震災の時に、デマによって朝鮮人が虐殺された事件があったが、それと変わりない状態だろう。

 

その時はデマに踊らされて、そうするのが正しい、正義だなどと思っていたであろうが、冷静に行いを見てみれば、行き過ぎなのはもちろん、あまりに異様、異常なことだと気づいたであろう。

 

佐高信氏の発言は、まさにその状態。

 

安倍政権憎さのあまり、冷静さを失い、正常な人であれば、酷い言動だと認識するようなことを平気で発言してしまっている。

 

本質を見失っている愚かな状態と言えよう。

 

そして、それと同じ状態の一部の聴衆が「そうだ」などと声を上げているという異様な状態を新聞は報じているわけだ。

 

さらに佐高信氏は、

「安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るためにも絶対に勝たないといけない。自民党に天罰を、公明党に仏罰を」

この発言から、本質を完全に見失っていることがうかがえる。

 

安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るための選挙ではない。

 

新潟県知事を選ぶ選挙だ。

 

そもそも、安倍政権を終わらせたところで、日本が良くなる保証は無い。

 

なぜなら、野党側の主張や言動は、常に安倍政権批判ばかりだからだ。

 

相手を批判することで、あたかも自分たちが勝ったかのように錯覚し、自己満足、もしくは、ストレス発散しているという自慰行為をしているに過ぎない状態だ。

 

まともな人は、人の悪口は聞きたくないし、言うのも嫌だと思うもの。

 

つまり、まともな国民は、相手の批判ではなく、この国の何をどうするのかという政策を聞きたいと思っているのだ。

 

にもかかわらず、野党は与党の批判ばかり、批判のための材料探しばかりに時間を使い、今、本当に必要なことに対して時間と労力を使っているようには思えない。

 

佐高信氏の応援演説をどれほどの人が聴いていたのか知らないが、佐高信氏のヘイト発言に対し、「そうだ」などと声を上げた聴衆は、日本全体からしたら極わずかな野党の熱心な信者だったのだろう。

 

少なくとも、佐高信氏のヘイト発言に異様さと、本質からのずれを感じることのできる、多くの国民の中から出てきた声ではない。

 

 

 

そもそも、新潟県知事選挙の応援演説なのに、安倍政権批判というのは、新潟県民を蔑ろにした、失礼な行いだと認識すべきだ。

 

さらに言えば、前新潟県知事を推薦したのは野党側だ。

 

県知事に相応しくない人物を新潟県民に推薦してしまったことに対し、どのように思っているのかから発言すべきところだろう。

 

しかし、野党の支持率を見れば、今、与党側を批判したところで、多くの有権者はその異様さによってさらに野党との距離を取るのは容易に想像できるだろう。

 

今すべきことは、本質を見極め、新潟県政をどのようにするのかを熱心に有権者に説明することではなかろうか?

 

まともな人であれば、そのように思うはずだ。

 

ただただ、安倍政権が嫌いという人だけは、そのように思わないのだろう。

 

しかし、それは確実に本質からそれている考え方だし、それに基づく言動によって、物事が良い方向へ進むことは絶対に無い。

 

過去を見れば容易にわかること。

 

本質を見失い、筋の通らぬ行いをしたらどうなります?

 

 

 

しかしまぁ、佐高信という人物、もう少し、尊敬できるような部分もある人物かと思っていましたが、いくら嫌いな人物とはいえ、その人物に対し敬意のかけらも持たないというのは、日本人の精神を持たぬ人物と認識するしかないな。

 

たとえ相手が憎き敵でも、敬意を忘れてはならない。

 

敬意を忘れた時点で、人は相手に対して何でもできてしまう。

 

ヘイト発言、差別、いじめ、虐待、最終的には虐殺をもしてしまうようになる。

 

そんな日本にしたくはない!