希望の党が思ったように票を得ず、立憲民主党が思った以上に票を得たのは、

 

本質を見失わずに筋を通したか、そうでなかったかの違いだろう。

 

希望の党は民進党議員を受け入れるという寛容さを見せておきながら、考えの違う者は「排除」するという発言があったりと、筋が通っているように感じることはできなかった。

 

立憲民主党は、考え方が違うのだから、希望の党などに入ることなく、同じ考え方の者で新たに集まり、与党に対峙しようという、政党として、政治家として筋を通した。

 

何となくでも、国民は筋の通っている方を選んだということなのだと思う。

 

 

 

そもそも、小池都知事の戦略の失敗でもある。

 

今回の衆院選挙までに、都知事としての実績をしっかりと残していれば、もう少し戦いやすい選挙になったはずだ。

 

都政で中途半端な状態なのに、国政に口出しするの?という思いを抱いた人も多いはず。

 

都政の様々な問題に決着をつけていれば、その政治力、決断力を国政でも生かしてほしいと思えたかもしれない。

 

豊洲市場問題など、決着をつけずに長々と先延ばししてきたことが、今回の衆院選挙の一番の敗因かもしれない。

 

何かの考えや戦略があったのかもしれないが、決着をつけなければならないことを素早く片付け、先の先まで準備しておくということをしていれば、結果は違っただろう。

 

自分の戦略で自分の首を絞めたということだろう。